電撃的雷撃恋愛否此処弐無し3
久しぶりです(;o;)
俺は殴られたい顔などしていない…
俺は殴られたい顔などしていない…
俺は殴られたい顔などしていない…
薫さんからもらったティッシュで濁流の如く流れ出る鼻血と感情を香りの良い白い紙ぺらで塞き止めながら早足であの場を立ち去った。
一目惚れした初対面の女に何故殴られないといけないのだ。
ショックでその場にいられなくなった。
夕焼けもないくせに頬は相変わらずポッポと言わんばかりの蒸気を出すほど真紅である。
これが恋…
曲がり角で女の子とぶつかって女の子が何処かしらに血を出すような怪我をする。
そして俺はこう言いながら手を差し伸べる。
「ご、ごめん!大丈夫?このハンケチ使って!」
急いで出されたその青いハンケチは血を吹き出す少女にとっては輝いているように見えるだろう。
俺はたまたまティッシュを持っていなかったのだ。
そして俺は
「ハンケチは返さなくても良いから!」
と言い立ち去る。
俺に惚れた少女はそのハンケチの裏に書かれた名前を元に俺を探しあて、やがて恋に落ちる…
まさにその状況が今と言えるのではないか…!?
俺は必死にティッシュの裏に薫さんのクラスが書いていないか探したがあるわけでもなく、怒涛に流れ出る鼻血を押さえるためまたティッシュを鼻に押しあてた。
行きはよいよい帰りは怖い。
今の状態となっては行きも怖いし帰りも怖い。
訳のわからん事がありすぎて地獄のように怖がってる俺がいる。
状況についていけなかったのだ。
行きはヒタヒタとただ意味もなくゆっくり歩いていたのに帰りとなっては赤っ面してづかづかと廊下を踏み締めている。
どうなってるんだこの高校は…!
意味不明な部活はあるわ、部長は男装するわ
一目惚れした黒髪の少女には殴られるわ
全く訳が分からん。
俺はC棟の3階から離れるために階段についた。
3階から2階に降りるときについている無駄に大きくて綺麗な窓には時期に見会わず星空が俺を大きく包み込んでくれた。
大きな溜め息をついて俺はまた重たい足をあげて2階へ降りて行く。
すいません(ToT)
リア多忙で投稿する時間がなかったです