俺の存在何故周り似知れ否
ちょいと短いです(ノд<。)゜。
でもやっと話のプロットが出来ましたよ!!
(祝)笑
ではご覧ください
こうして俺のヤンキー説は瞬く間にクラス中に広まり俺は鬼をみられるような目付きで見られるようになった。元から友達とは無縁な俺には余計話しかける人間は減り、より一人になる機会が多くなった。
「腰抜けどもばっかだぜ…この学校はよ…」
普段から喧嘩もしない主義の人間で今までよくわかってなかったが…今現在気付いた事がある。
――――俺は喧嘩が鬼のように強い…。
目の前には調子に乗っている俺に喧嘩を売ってきた2、3年生のヤンキーども。総勢6、7人はいるだろうか。まるで漫画のように朽ちている…
何故だ?自分は喧嘩することを望んでいないのに何故体は勝手に動くんだ…?
こんなところ…薫さんに見られたら何て思われるんだろう…。
右手の拳骨には冷たくなった血が滴りポチャンポチャンと地に音を立てている。
「…帰ろう」
鞄をとり、動かない上級生達の後を去る。
ひゅ…と小さな風が吹いて俺は額の汗だか血だかの液体を拭い、オレンジに染まった空を眺める。
「そうだ…部活に行こう…」
薫さんにも会える事だしそろそろ師匠達にも挨拶をしに行った方がいいだろう時期だしな。
なんだったか?さくらだったか花だったかゆりだったかな一年にも顔を会わせなきゃな…。
そろそろ忘れられてる頃だろう。
人気のまったくしないC棟なかなか懐かしい事だ。もうここ最近は売られた喧嘩を100円のように買ってばかりだものな。忙しくて行くことが出来なかったんだ。
階段を上って行く度に聞こえる小さな声…。もう皆発声練習を終えて滑舌をしている頃か。
3階につけばあの忌々しくも俺の記念すべき初恋の場所に目をやった…というよりこの廊下全てが初恋の場所と言えるのだろうが。
近付けば近付くほど部長やなんやらの声ははっきりと聞こえる。
ついに演劇部部室の目の前についてしまった。ドアを開けるのに少しの躊躇いもあった。いまだに右手は赤く濡れてるし顔にはもしかしたら飛び血がついてるかもしれないのだ。
それでももうドアのぶを掴んでしまった。がちゃりと開けるとまた独特な匂いの空気が流れ込んで来る。
「お前は…石田!久しいな!」
石田さん急にいかつくなりましたね( ̄^ ̄)