表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

図鑑

 ---あ行---


 《足場葉あしばば

 植物型。

 獣人の森で見られる蔓性の植物で、芽吹いた時に蔓が二股に分かれる。二股に分かれた蔓は平行に伸び、その蔓の間を大型の葉が階段のように生えてくる。この時の蔓の間に生えてくる葉は必ず水平に付く。

 水平に生えた足場葉の葉は上下の衝撃にとても頑丈で、動物、魔物の大小を問わずこの足場葉を足場にして移動する姿を見る事が出来る。

 蔓は二股に分かれた蔓の左右いずれかが引っかかればもう片方の蔓が必ず平行に伸びるため、木に巻き付いて螺旋階段のようになっている姿も珍しくはない。

 足場葉の葉は根元を支点に左右に振るようにすれば採れるが、枯れた足場葉の葉はその特筆すべき耐久性を失うため、足場葉の葉を利用して盾を作る等は有効ではない。

 自らを足場にする事で、自身の若葉を食べる虫の天敵を容易に呼び込む事が出来るが、同時に自らの若葉を食べる動物の足場にもなるため、大きく育つ足場葉はそう多くはない。


 《アブラナタブラ科》

 植物型の魔物。

 アブラナタブラ科は多種多様な特性を持つが、いずれも食べることにより魔力や法力などの回復が大なり小なり見込まれる。

 摩訶不思議な事に、アブラナタブラ科の植物からとれる種を植えるとタネを採取した品種とは違う品種のものが育つことがよくある。

 そのため、あまり人工栽培しても二期目三期目にはばらばらな品種のものが育つ畑になるため安定しない。

 原因は不明である。


 ◇◆◇以下アブラナタブラ科◇◆◇


 《アブラナタブラ》

 アブラナタブラ科

 アブラナタブラ科のうちもっともポピュラーな品種。獣人の森ではよく見かける。

 菜の花によく似た植物で菜の花畑にしれっと紛れ込んで咲いていることもよくある。菜の花と違って油はあまり取れないため菜の花畑の栽培者は豊作だと思ってがっかりする事もよくある。

 しかし、アブラナタブラは食べることにより滋養強壮、魔力法力などの回復、胃腸の調子の改善などがあり有用である。

 食べる部分は主に花の蕾で、菜の花から作った菜種油で天ぷらにするのが一番美味しいと言われているが学者により諸説別れる。


 《ムラサメキャベツ》

 アブラナタブラ科

 ムラサキキャベツによく似た結球を作る品種。

 “剥けば玉散る氷の葉っぱ”と言われるように、その葉は冷気を包んでいる。 この結球をなしている葉が破れると冷気を一気に放ち破ったものを氷結状態にさせる。ただし、優しくゆっくり剥くと氷結させられずに剥くことができる。

 生の葉っぱは口にいれた瞬間一瞬ヒンヤリとするがほのかな甘味があり夏バテに効く。火を通した場合は普通のキャベツと変わらず食べることができる。

 また、ムラサメキャベツは収穫したあと暗いところに置いておけば自身の冷気のせいか、かなりの長期間保存ができるため保存食になる。まわりに野菜を置いておくと他の野菜も少しだけ長持ちする。

 春の終わりから夏の始まりあたりにかけて自分の結球を破って蕾を伸ばして花を咲かせる。この時に周りに強烈な冷気を浴びせるため、生命力の弱い植物は枯らされてしまう。

 これによりムラサメキャベツの花を咲かせるために使った養分を補っているのだと言われている。

 この時に近くを通ると氷結させられてしまうのでこの時期のムラサメキャベツには気を付けよう。

 なお、ヒヤリンスが近くに生えていると、放たれた冷気を全て吸いとってしまうためムラサメキャベツの冷気攻撃は無効化される。


《グランドマスタード》

 アブラナタブラ科。

 見た目はアブラナタブラに比較的似ているが丈が高い。グランドマスタードはその種が特徴的で、大きく粒状でなく親指程度の大きさになる。形はチェスの駒そっくりのものができ、ポーン型、ナイト型、ルーク型、ビショップ型、クィーン型、キング型ができ。ポーン型が形としては一番よく見かける。さらに黒色の種になる株と白色の種になる株と別れる。

 種は磨り潰して練る事により薬味になる。これには消毒作用などがある他、活力を高め体力を補強する薬にもなる。ただし、とっても辛い。

 消毒作用を利用して漬物などに利用すると長期間保存することができる。

 辛さは種の色で若干の風味が駒の形で辛さのグレードが少しだけ変わるため、好みによって混ぜる比率を変えると仄かな違いを味わえる。

 チェスの駒に似ているだけあって、この種を使ったチェスによく似た盤上ゲームも楽しまれている。

 ただし、チェスによく似たこのゲームは負けた側は取られた駒を磨り潰して口に突っ込まれるという罰ゲームを受けるため、駒は消耗品である。

 なお、取られた駒の数によるが最大で三日程度は食べたものの全ての味が激辛になり寝込んでしまう。

 薬も過ぎれば毒である。


 ◇◆◇


 《オーク》

 人型。

 豚の顔をした黒色やピンク色の人型の魔物。だいたい180cmくらいで結構大柄。動きが素早いわけではないが力が強い上に丸太や石などを握って攻撃してくる。仲間同士コミュニケーションをとる。ブヒブヒ言ってるようにしか聞こえないがそれで仲間を呼んだりする。

 普段はゴブリンとは特に仲が良いわけでもなく、縄張りが重なると争うことも多いが、魔人の指揮下に入るとお互い連携をとったりする。

 人の子とはコミュニケーションをとるどころか見た瞬間2~3匹程度の仲間を呼んで襲われるため大変危険。


 ---か行---


 《牙象頭がぞうず

 魔人。

 象の頭をした人型。身長は3mくらい。パワーが凄まじく強く、人の子では両手剣相当のものを片手で二刀流にして戦う。さらに象の顔をしているだけあって、自前の鼻も器用に振り回して攻撃してくるため剣だけに気を取られると簡単にやられる。

 牙象頭の剣は自分の牙を材料にして作っていると言われている。そのわりに牙はちゃんと付いている。

 最近の学説では牙象頭の剣は牙で作られているのではないという説が有力である。

 一つとして牙と剣の長さが合っていないと言うこと、一つは牙象頭の牙はそこまで固くはないということの、二つを理由にして否定されている。

 じゃあ、牙象頭専用の剣はどこで入手しているのかというのはまだ解明されていない。

 牙象頭は闘争本能が強く、支配している人型魔物の頭数がそろい次第人の子の里をすぐさま襲いだすためギルドでも優先すべき討伐対象となっている。



 《ガルゼブラ》

 獣型。草食。

 鹿に似た魔物だが体長は2倍ほどある。森や山に生息しており、傾斜のかなりきつい崖も駆けあがったり駆け下りたりする。その上、体の模様が縞々のため森の中にいると非常に見つけにくいため、体の大きさの割に発見するのは容易ではない。

 性格は臆病ですぐに逃げるが、追いつめられると頭にある立派な角で反撃してくる。

 身は見た目よりかなりボリュームがあり、超級ファイアドレイクも大満足なほど。

 肉は独特の臭みが大変きつく、普通はそれを消すためにいろんなハーブと合わせて調理する。だがそれが良いという一部好事家も中にはいる。




 《ギガントベア》

 獣型。四足じゃなく二本足で立って行動することもあるが獣型。雑食。

 まるで壁のように大きなクマで二本足で立つと4m強、大きいものだと5m近くなる。

 力が強く、へたな魔獣にも力負けはしないくらいではあるらしい。

 爪は刃物のように鋭く得物を裂いたり突き刺したりできる。美食家気取りのものが多くいきなり直接獲物にかぶりつくのはマナーがあまりよくないと感じているらしい。

 人間の育てた畑とか家畜とかでもひとかじりしてほっぽってほかのを食べに行ったりが少なくないので大変癖が悪い。

 冒険者ギルドでもよく討伐対象になっている。しかし、そこそこ強いためちゃんと実力がないと大変危険。

 ギガントベアの肉は食べることができ栄養満点で捨てるところがあまりない。ただ、ギガントベアが生前よく食べてたものによって風味が大きく変わるようだ。


 《キレヌカズラ》

 植物型。

 蔓性の植物で谷などの崖の下から崖をかけ登るように生える。人里ではあまり見ない。

 古い蔓は木質性になり刃物などは一切通さないと言われるほど樹皮はとっても丈夫。言われている通り刃物は一切通さないため、採取の際は最新の注意を払いながら焼き切って採取する。根元の方ではさらに耐久力が上がり焼き切るのも相当難しくなってくるため、必然的に崖での作業となる。

 焼き切った切り口から樹皮を剥いでよく揉みほぐすと、百年は品質の保証がされる紐になるため、採取はかなり難しいが、一度採取されると親子三代に渡ってよく使われている。


 《ゴブリン》

 人型。

 緑色の小さい人型の魔物。身長は110cmくらい。そんなに力は強くないが、とにかくすばしっこく、木登りも素早い。武器には黒曜石を割って作ったナイフやこん棒を使う。基本4~5体で襲いかかってくる。

 戦闘で倒した冒険者の装備を身に付けると、青色の上位ゴブリンになり、なぜか知能や身体能力などがあがる。

 オークと同じく人の子を見た瞬間仲間を呼んで襲ってくるため、人型だからと油断してはいけない。


 ---さ行---


 《スイドウタンポポ》

 植物型。

 一見セイヨウタンポポによく似ている。ただしサイズに大きな違いがあり、そのまま尺をとてつもなく大きくしたような植物。花の丈はだいたい70cm~1mくらいある。

 花が常に水が潤っており、傾けると花弁を伝って水がこぼれおちる。この水は滅多な事で涸れる事はない。それはとてつもなく長く地下水まで伸びた根っこによりもたらされており、そこから水をくみ上げて花のところに逐次補充されるようになっているためである。

 花は一年中咲いているため、庭に生えると水道代わりに使える。

 ただし、気温が氷点下まで下がるような時は花弁が閉じ中の水が凍らないようになる構造になっている。そのため、このようなときには花弁をちょこっと掻き分けて開いてからでないと水を採取ことはできない。

その場合には、水を採取したあとにきちんと花弁を元に戻して置くのがマナー。そのままにしておくと中が凍って枯れてしまうので注意が必要である。開けたら閉める。

 花が一年くらい咲いた後は茎が1.5m~2mくらいまで延び、綿毛に変わる。時期は不定期だが、花が閉じて茎が伸び出すため収穫は容易である。綿毛は軽くてふわふわではっ水性がよく帽子などが作られ、かわいいと人気である。ただし、性質上風に飛ばされやすいため風の強い日は要注意である。

 種の部分は炒って食べると香ばしくておいしいため、おやつに人気である。

 葉っぱや根も食べる事が出来るが、味も特にいいわけでなく上水機能と釣り合うほどではないためもっぱら非常用である。

 獣人の森以外で根がつく事はまずないが、綿付きの種子は飛ばすと必ず地下水の通るところの上に落ちるため井戸を掘る時に有用である。


 《ソウジャッカル》

 獣型。肉食よりの雑食。

 犬系の魔物。体長は1mくらい。基本群れて暮らし、攻撃してくる際も複数で襲ってくる。

 歯の一部がのこぎりのようになっており、噛みちぎるのではなく引き切る。これにより深く噛みつかなくても敵を効率よく失血させたり、筋肉を一瞬で寸断する事で抵抗力を確実に失わせる。固い獲物は襲わない。

 肉は固いが乾燥させると保存する事ができ、よく煮るかパイナップルと一緒に調理すると柔らかくなって食べやすくなる。

 毛皮は防寒着に使われたりする。


 ---た行---

 《提灯蔓チョウチンカズラ

 植物。

 蔓性の植物だが、その割にどちらかというと日陰を好む。多年草の植物だが、暖かい地域を好むので冬に雪の降る地域では野外では越冬できないため一年草となる。

 日向でも十分に育てる事もできるため、蔓をつたわす支柱を何本か立ててカーテンの代わりに巻き付けさせて育てる事が出来る。

 風船蔓の実を大きくしたような実は刺激を与えると発光する。

 なぜ発光するのかはよく分かっていないが、この特性を利用して松明の代わりにしたり、室内の梁に伝わせて照明にしたりする事もできる。室内で育てると越冬させるのが比較的容易になり、日の落ちるのが早くなる秋、冬の時期に実を結ぶためちょうど良くなる。

 特に毒はないが、味も素っ気もないためあまり食べない。


 《トコナツの木》

 植物。

 トコナッツという果実を付ける木。トコナツと言う名とは違い、別にトコナツの木が生えているところが常夏の地域と言う事ではない。

 木自体は特に特筆すべき事はないが、驚くべきはその果実であり、ココナッツに良く似た形をしているトコナッツは規格外の保温効果を持っており、夏の間に貯めた熱気を冬の季節でもずっと保ち続ける事が出来るため、寒い季節に触るととても温かい。トコナッツは野生の動物や、魔物の間でも利用されており、良く巣穴に持ち込む姿が確認されている。

 巣穴に持ち込まれたトコナッツはその巣穴の主が居なくなった時に、芽を出しトコナツの木へと成長する。そのためトコナツの木の生えている場所の近くには巣穴があった形跡がよく見られる。

 人の子の世界では古来より湯たんぽ代わりに利用される事があったが、近年このトコナッツから蝋を作る技術が確立され、これをワックスとして床に塗る事で床全体にトコナッツの保温効果がもたらされるのではないかと言う事が考えられている。



 ---は行---


 《ハシルバジル》

 草木型または人型ともいわれる。

 普通のバジルとまったく見分けがつかないが、走って逃げるために株はあまり大きくならない。

 管理された畑にハシルバジルが生えてると、大地の恵みをたくさん吸いあげるため、回りの作物の生育が少しだけ悪くなる。

 他に特に害はなく、その葉っぱは薬草として最高レベルであり、その効果は多岐にわたる万能薬の元である。軟膏にして塗っておくと傷口はすぐにふさがり始める。また、高純度のアルコールにつけておくと特級消毒液にもなる。食べれば微量だが滋養強壮体力回復にもなる。

 しかし、葉の取得は困難を極め、見つけにくいだけでなく、葉に触れようとするものとは反対方向に走り出す。

 ただし、一直線にしか走らず走った先に飛び越えれない壁などがあった場合、または触れようとしたものに先に回り込まれた場合はピタッと止まる。

 もしくは、走る力がなくなったときも止まる。

 だが、息切れでハシルバジルが止まった場合は、その葉の効力も極端に落ちてしまうため取得方法としては望ましくない。

 ハシルバジルだと断定してる場合はあらかじめ壁に向かう。または板などで敷居で囲んでから触れるとすぐ決着がつく。

 ハシルバジルを止めることができた場合は、ハシルバジルが止まってる間に葉を2~3枚貰うことができる。あまりたくさんもらおうとするとハシルバジルの目と思われるところに特別な力をのせて、恨めしそうに葉を摘むものをジッとみてくる。その視線をあびたものは非常にいたたまれないもうしわけない気持ちになってしまうため2~3枚にとどめておこう。

 しばらくするとハシルバジルはどっかにスッと消えてしまうか、またその場に埋まってしまう。

 その場に埋まってしまった場合は、頭がちょっとみえているので土を盛ってあげて隠してあげるのがマナーだ。

 葉っぱは食べることができ、大変辛い。

 その辛さを生かして気付けに使うこともできるが、ほかの用途に使った方が有用なためあまりすることはない。


 《パーティーターキー》

 鳥型。雑食。

 大型の七面鳥によくにた鳥。森に生息している。特徴的なのは、常に3~6匹で行動していてそれぞれ役割が前衛、後衛、哨戒に分かれている。

 前衛ターキーは羽毛が固くほとんど鱗のようであり、敵と遭遇した時は手羽を広げて他の仲間の盾役になったり、そのまま体当たりしてきたりする。他に比べて体が一番大きい。瞬発力があるため、意外と素早い。

 後衛ターキーは不思議な力で、声をかまいたちの矢に変えて飛ばしてくる。大きく羽を広げた前衛ターキーの後ろから巧みに攻撃してくる。意外と攻撃力も高いため非常に厄介。足が速いわけでもないので前衛ターキーを抜ける事さえできれば比較的しとめるのは簡単。

 哨戒ターキーは行動範囲が広く、他のターキーに危険を知らせたりする。また、逆に奇襲をしかけるための音頭をとったりもする。足を引っかけたりするためのちょっとした罠をくちばしで器用に仕掛ける事もある。足が非常に速く、他のにくらべて飛ぶことも多い。体は比較的小柄。戦闘では、前衛ターキーが盾となってるところを、横や上から足の爪で攻撃してくる。

 このように、非常に連携がとれているため、駆け出しの冒険者パーティーやソロでの冒険者では苦労する事になる。

 それぞれ肉の付き方などが異なるため、同じパーティーターキーとは思えないほど味や歯ごたえが変わってくるため、全てしとめる事が出来ればそれだけでいろんな味が楽しめる。


 《ヒヤリンス》

 植物。多年草。

 ヒヤシンスによく似た形状の花を咲かせる。雌雄異株。藤色が雄株で、桃色が雌株。

 夏に咲く花で、夏になるとヒンヤリと周りの空気を冷やす。この夏の暑さをしのごうといろんな動物が良く寄ってきて花にくっついてきたものに花粉をつける。ヒヤリンスは一日中冷えているわけではなく、雄株と雌株で冷えてる時間が少し違うため、冷気を求める動物は雌雄株間を行き来する事になる。これによって動物を使って受粉をしているようだ。

 土によって根付き安さがかなり違うらしく、どこでも咲くと言うわけではない。

 冷気を吸収する性質があるらしく、夏の間のヒンヤリは冬の間が寒かった時ほどよく効く。よって年がら年中暑いところでは根がついてもあんまり冷えない。

 鉢植えに植えたりして夜中にずっとヒヤリンスの近くで寝ていたりしているとお腹を壊す事も多いので要注意。


 

 《ファイアドレイク》

 魔竜。肉食。

 長い首と長い尻尾、それに背中に蝙蝠のような膜翼があって四足で走る。

 魔竜の中でももっともポピュラーな種類。

 火を吐く魔竜で、怒ると口から火が漏れる。赤い鱗は鉄壁の防護力を誇り、耐火性にも優れているため自分の吐く火で通常は自分が焼けることはない。

 基本的に性格はのんびりしており、食っちゃ寝食っちゃ寝している。

 その割には警戒心は強く、(ダンジョン)の外で食事をする時は見晴らしのいい場所を陣取り、睡眠をとる時は、アルマジロのようにくるりと丸まると固い鱗を前面に外側にして眠る。

 そのため意外と隙がない。

 攻撃方法は、長い首を下ろしての噛み付き、前足の鋭い爪でのひっ掻きやなぎ倒し、長くて固い尻尾での薙ぎ払い、火の玉のブレス、渾身の火焔ブレス。重級以上の場合は後ろ足の方に敵がいた場合踏みつけ攻撃もしてくる。

 ファイアドレイクの肉は三日で傷むためすぐに食べる必要があるが、食べられる部分はかなり多くどの部位も美味。

 ファイアドレイクの鱗を加工した防具は強力で、骨も軽くて丈夫なためいろんな用途に使われる。

 捨てるところがあまりなくて大変エコロジー。


 ---ま行---


 《メルティルナ》

 魔竜。幻想級。

 絵本や昔話として語られる魔竜。全長100mの双頭の大蛇。

 メルティルナの象徴的なのは溶解ブレス。メルティルナのブレスにかかったものは体の内からじわじわ溶かされ、10日後には皮だけになると言われている。

 メルティルナの強さは国と戦争するレベルの強さと言われており。出現したときは勇敢な騎士団が討伐に向かったが、騎士団の騎士は端から蹴散らされ手の打ちようがなかった。そして人々が絶望の淵に落ちた時、天から騎士5000人分の強さを持つ英雄が現れると、英雄は溶解ブレスをその身に受けるも七日七晩魔竜メルティルナと交戦した末に討ち果たす。しかし、そのメルティルナが死してなおもその毒は英雄を蝕み3日後に英雄は皮だけとなり息絶えた。

 もっともポピュラーな昔話の一つであるが、今のところ似たような魔竜は発見されたという報告はない。


 


 ---や行---


 《八足馬》

 魔獣。草食。

 足が八本ある馬。移動速度、肉の傷みやすさどっちも足が速い。

 草食だが非常に気は荒く攻撃的。また食欲も旺盛で放っておくと畑などもかなり食い現れてはその足の速さを生かして逃げていくため非常に厄介。

 冒険者ギルドでも討伐対象によくなっている。

 八足馬の肉はとてもおいしいが特に後ろから二番目の脚が一番美味。



 ---ら行---


 《ランタンスズ》

 植物型。

 鈴蘭によく似ており鈴なりの形の花が連なっている。よく見かける植物型の魔物であり、水さえよくやれば人の手で育てることも可能である。

 野生ではジメジメしけった所によく生えており、足場の悪いところを良く照らしてくれる。

 ランタンスズは花ではなく花粉が光っており2~3回ふると花粉が舞いあがり、たくさんの花でそれをすると結構な範囲を照らす明かりになる。 



【画像展示場】


展示場と言う事で描いた絵はとりあえずこちらにちまちま貼って行こうかと思います。

様子を見つつ出来が良いかな? って思ったものは挿絵として入れていこうかなと思っています。

あんまりへたな絵を刺しても邪魔っ! って思われてもなんですので。


ソーラ


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)



リック


顔絵

挿絵(By みてみん)


カイトとチハヤ


挿絵(By みてみん)


ヴォルクス

挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ