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バスケ道  作者: yama14
本編
28/72

第16Q 「basket brothers①」

「う、ウソだろ…」


榊先輩が俺の兄弟?意味が分からない。父さんは、俺に隠していたことでもあったのかよ…

その真実は、俺の心に重く響いた。

父さんとはうまくやっていたつもりだった。隠し事も父さんにはしたことがなかった。

隠し事を大人がしてどうすんだよ!

体中から怒りがこみ上げてくる。もう、ふざけんなよ…


俺は家に向かって走った。


父さんに真実を聞きたかった。




俺は玄関に入り、靴を脱ぎ捨て、鳥のように玄関に入った。

そこには、4人で楽しそうにトランプをするいつもの家族の姿があった。

「おかえり~試合どうだった?勝ったか?」

いつもの笑顔で話しかけてくる父さん。その顔に、憎悪感を抱いた。



「おい、父さん。聞きたいことがある」



「どうしたの、兄ちゃん」「そんな言葉づかい、駄目よ。遼」母さんと玲奈が口々に言った。


「おまえらは黙ってろ」リビングは、一瞬にして凍りついた。


「おい、どうした、遼!そんな言葉づかいは―」父さんは怒っている。だがそんなことは今はどうでもよかった。


「うるさい!父さん、隠していることあるだろ」俺の顔は鬼のようになっていた。


父さんの顔が一瞬にして曇った。


「そ、そんなこと…」


「父さん、離婚したことがあるだろ。今の母さんは再婚相手だ。違うか?」


玲奈が持っていたコップを落とした。その音はリビング中にむなしく響いた。割れたガラスに映る下を向いた父さんの顔は、今まで見たことのないような苦しい様な、苦いような顔をしていた。


「雄介、ウソでしょ?」「兄ちゃん、何言ってんの?」姉妹が口をそろえて言った。





「もう、隠すことはできないな…」父さんが下を向いて言った。




「昔、こんなことがあった」







1つの節目を迎えています。


ここらへんは遼の過去の話なのでより丁寧に書きたいですね。

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