Brave 2-7
息を荒げながらも変わらない速度でコスモバンキッシュの後ろに回りこみ攻撃を続ける
「全く君には驚かされる!
メイガス様が危惧なさるのも分かるよ!」
噴射工からマグマの塊を連射しながらロザリアの接近を許さない
「流石に武神降臨が出来ぬと厳しいのう……」
心の中で叫びながら頭の中でどうやって倒そうかを考えているが
どう考えても突破口が見えない
「むぅぅぅ時間を使いすぎたな
そろそろ終わらせたいから止まってくれないかな?」
強く地面を踏むと地面が盛り上がりロザリアは体勢を崩してしまった
「し……しまった!!!」
「『火翔弾』」
噴射工から撃ち出されたマグマを纏った隕石がロザリアの頭上目掛けて落ちてくる
すぐに回避を取ろうとするがバランスを崩し高速移動が出来なかった
最低限の防御を取り覚悟を決める
目の前まで隕石が迫ってきたが次の瞬間隕石は全て消え去った
「何だ!?俺の攻撃が消えて無くなった!?」
「それは私の能力ダネ」
ロザリアの後ろから聞きなれた語尾で話す少女の声が聞こえた
「まさか!?」
後ろを振り返るとそこにはテルペシアが立っている
「助けに来たダネ」
「馬鹿者!速く逃げるのじゃ!!!」
すぐにテルペシアを逃がそうとするがコスモバンキッシュの方が行動が早かった
「どんな能力を持っているか知らないけど消えてもらうよ」
噴射口をテルペシアに向けてマグマを放つがマグマはまたしてもテルペシアの前で消える
「な!?」
2人はその光景を見て驚く
何とコスモバンキッシュの攻撃は消えたのではなくテルペシアの前に出来た
次元の穴の中に消えたのだった
「これが私の能力『次元逃避』ダネ
次元の入り口を自由に開くことが出来るダネ
そしてもう1つ……」
目をゆっくり閉じ呪文のような物をぶつぶつ唱え始める
呪文はすぐに唱え終わり再度目を開くと緑色のテルペシアの目が真っ白になっている
「まさかそれは魔眼か!?」
コスモバンキッシュはテルペシアの魔眼を警戒したが
テルペシアはその魔眼をロザリアに向ける
魔眼から迸る光がロザリアの体を包み込む
「これは何じゃ!?」
「ロザリア!武神降臨ダネ!」
「しかし暗黒封晶の影響で妾は……」
「私の魔眼の力でそれは打ち消したダネ!」
「馬鹿な!メイガス様の暗黒封晶が破られただと!?」
暗黒封晶の邪悪な光を何度もロザリアに向けるが暗黒封晶の光はロザリアに届かない
「よし!ここから逆転じゃ!武神降臨!!!」
武神降臨を完了するなりコスモバンキッシュに猛攻を仕掛ける
「くぅぅ!調子に乗ってんじゃねーぞ!!!
『炎流爆風』」
噴射口が全てくっ付き大きな噴射口となる
そこから噴出された高速で強力な炎の爆風がロザリアを狙い撃つ
「焦って冷静さを失ってしまったようじゃな」
ロザリアは自らを雷化し炎の爆風の中を何とも無いように駆け抜ける
「先程までの仕打ち全て倍に返してやろう!!!
『万雷・感電爆破』」
爆風の中を駆け抜けそのままコスモバンキッシュを通り抜ける
その瞬間コスモバンキッシュの体を数千ボルトの電流が駆け抜けそのまま爆発する
プスプスプスプスと口から煙を上げながらコスモバンキッシュはそのまま倒れた
「ふん!貴様如きが雷である妾に勝てると思っておるのか?
愚か者め!!!」
止めを刺そう取るとコスモバンキッシュはその場から姿を消した
どうやら魔力を溜めておいた宝石を使い逃げたようだ
「ちぃ!逃げられたか」
「ふぅ~……ちょっと疲れたダネ……」
「ちょ!テルペシア!!!」
体力を使い果たしたテルペシアはその場に倒れこむ
「速く本部に連れて帰らねば!!!」
ロザリアは最速でテルペシアを本部に連れ帰る