Brave 2-6
デストの手紙が届きテルペシアがロザリアの仮住まいに来てから3週間
何も進展がない日々が黙々と続いて言ったある日
巨大なエネルギーが遺跡付近から発生していることがマサイアスの報告で分かった
その探査にロザリアは駆り出された
勿論テルペシアは本部に預けて来た
「ふむこの辺が推定場所だが何も……!?」
本部で渡された資料の推定予測位置まで来ると何やら光り輝く宝石が落ちている
「これは宝石か?」
直接触るのは危険なので雷を使い宝石を持ち上げ確認する
かすかに残るエネルギーの光はこの宝石に膨大なエネルギーが蓄積されていた事を物語る
宝石は魔力やエネルギーを蓄積させる特別な能力が備わっている
以前メイガスが力を解放する時に破壊した装飾の宝石もその1つである
「これは桁違いのエネルギーじゃな……
これ程までエネルギーを使う事と言えば転移くらいしか……」
悩んでいると後ろの方から気配がする
気づかぬフリをしその気配が近づくのを待っている
そして自分の攻撃可能距離に入った瞬間ロザリアは雷で作り出した刀を持ち斬りかかる
「おっと!!!」
気配を発していた者はロザリアの攻撃を避けると近くの岩の上に着地する
「貴様何者じゃ!」
ロザリアが指を刺し名を尋ねる
「俺か?俺は『惑星主』が1人コスモバンキッシュ
偉大なるコスモギアスで在らせられるメイガス・モルガーナ様の戦士さ」
「メイガスの戦士じゃと!?」
「その眩いばかりに輝く雷
ロザリア・リージュドットとお見受けするが?」
ふふんと鼻で笑いロザリアを見下ろす
「如何にも妾が雷帝神ロザリア……貴様を葬る者じゃ!!!」
手を前に出し拳を握り締めるとコスモバンキッシュの下にあった岩から雷が現れ襲い掛かる
「おっと容赦ないな!」
へらへら笑いながらロザリアの雷を避けきる
しかし雷は収まる事無くドンドン増えていく
徐々に逃げ場を失ってきたコスモバンキッシュを雷が包囲する
「終わりじゃ『万雷・包雷砲撃』」
包み込んだ雷の繭内部が銃砲の形に変わり銃砲から雷が飛び出し狙い撃つ
「あはははは!痒い痒い!」
「化け物め……」
ロザリアの攻撃をもろに受けながらへらへらしているコスモバンキッシュ
そんな姿に腹が立ったのか武神降臨を発動しようとするが
「おっと!武神降臨はさせないよ!」
真っ黒な水晶の様な物をロザリアに向けると武神降臨が発動できなくなった
「な!?何じゃこれは!?」
「これは暗黒物質の1つ『暗黒封晶』
メイガス様より授かった武神降臨を封じる物質だ」
何度も何度も武神降臨をするが武神降臨は発動しない
「あははは!無駄無駄無駄無駄!無駄だよ!!!
この暗黒封晶がある限り君は武神降臨は出来ないよ
まあ俺は出来るけどね!武神降臨!!!」
地面から突如大量のマグマが噴出しコスモバンキッシュの体を包み込む
マグマは徐々に人の形を描きながら固まりコスモバンキッシュの武装となる
「メイガス様が統べし第5惑星主
『憤怒の壕火・ヴォルカニック』推参!」
体中に噴射口がありマグマが吹き出ている鎧を纏うコスモバンキッシュが
マグマを一握り掴みロザリアに向けて放つ
「『ヘルマグニート』」
「『雷壁』」
物凄い熱量を持った強固なマグマの塊を雷で作り出した壁で何とか弾き返す
「まあ武神降臨していない割りに大した力だよ
でもこれが今の君と俺の力の差だ!!!」
両手を地面に突き刺すとロザリアの周りだけがぐらぐらと揺れ始める
「終わりだ……
『大噴炎』」
「しま!」
逃げようとしたが既に遅かった
地面から巨大な火柱が噴出しロザリアを包み込みながら上空高く吹き飛ばした
「あららら~メイガス様から強いから気をつけろとは言われていたけど拍子抜けだわ」
武神降臨を解除して火柱が消えるのを待っていると火柱の中から一筋の光が輝く
「おいおいおいおいおいおいまさか……」
光が自分の横を通り過ぎる慌てて後ろを向くとそこにはバトルドレスが半分爛れた状態で
体から湯気が出ているロザリアの姿があった
「まだまだ……これからじゃよ!」