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Brave 2-14

アルフェルシーが参戦してくれた事により


ヴァルキュリアはヴァルキュリアロードに逃げることが出来


戦況もかなり互角と言える状況になった


「糞が!こんなちゃちな小娘一人加わっただけで!!!」


アルフェルシーが一番に目をつけたのはバンキッシュだった


攻撃力ではバンキッシュの方が圧倒的に有利だが


それを補う視野の広さとスピードでアルフェルシーは正確に急所を狙う


アルフェルシーにバンキッシュの事は任せデストは残る3人の内の1人


プレートと交戦中


ロザリアとは相性の悪い相手だがデストの圧倒的な破壊力の前では


プレートの土の防御力は紙に等しい


「この程度で俺の攻撃を防げると思うなよ!」


「……小癪」


表情は冷静を保っている物のその仕草には焦りが見えている


一方残り2人の惑星主ファキスとセイレーヌの相手をしているロザリアは


少し押され気味であった


「あはは!その程度じゃ私とファキスを止める事は出来ないわよ?」


「所詮貴族生まれのお嬢様の習い事程度の戦い方では届きはしませんね」


2人はロザリアを挑発するがロザリアは沈黙を決め込み2人の攻撃を捌く


いつもなら怒りが頂点に達し雷の巨大攻撃を放つ所だが今日のロザリアはいつもと様子が違う


「私達の攻撃を捌ききるだけでもう言葉も出ないようね」


セイレーヌがロザリアの一瞬の隙を突き水で作り出した足枷をロザリアに投げつける


足枷は見事ロザリアの足に纏わり動きを封じる


「ファキス!今です!!!」


「言われなくてもこの一撃で完全に動きを潰して後はじっくり痛めつけましょうね!」


ファキスが動きを封じられたロザリアに止めを刺そうとすると


「充電完了……!!!」


その言葉と同時に物凄い数の雷がロザリアの体から放たれる


「何だこの雷!?」


「う……動けないわ……!!!」


雷はファキスとセイレーヌの四肢を捕らえ動きを封じる


「よくもまあ妾の悪口を吐いてくれたな

 これは仕返しなんてレベルでは済まされぬぞ!

 天空より降り注ぐ神の雷を持ち全ての最悪を消し飛ばす!

 『神雷・雷神放流撃じんらい・らいじんほうりゅうげき』」


今まで溜め込んだ雷の力がファキスとセイレーヌを縛る雷を伝い


2人の体内に直接注ぎ込まれる


あまりの騒音に2人の悲鳴は掻き消され服も皮膚も髪の毛も全てが炭化するまで


その攻撃が止む事はなかった


「まったく少し大人気なかったかのう」


真っ黒焦げになったファキスとセイレーヌを後にデストとアルフェルシーの元に向かう


「糞糞糞!!!」


バンキッシュの攻撃は次々に弱点を付かれ無残に崩壊する


圧倒的有利なアルフェルシーはニコリと微笑む


「所詮作り物のお人形はこの程度ですの」


その言葉に怒りが噴火したのかバンキッシュは持てる全ての力を出し尽くし


最後の攻撃を仕掛けようとする


「そこ頂きますの」


一瞬の出来事だった


攻撃の準備をしていたバンキッシュの腹部目掛けアルフェルシーの長剣が突き刺さる


「な……何ぃぃぃぃぃ!!!」


「動かない方が宜しいですのよ?」


突き刺さる長剣を上下に動かし肉を抉る


それと同時に大量の返り血がアルフェルシーの顔に付着する


それでも無邪気な子供のような笑顔をして抉る姿にバンキッシュは言葉を失い


絶命した


「お人形さんはさっさと舞台から退場してくださいですの」


長剣を振り抜くとバンキッシュは打ち上げられ


最初に撃ち出した光線をバンキッシュ目掛け撃ち出し跡形も無く吹き飛ばす


そして残るデストとプレートの戦いも大詰めを迎えていた


「向こうは終わったようだな!!!」


修羅の大剣でプレートの右腕を切断する


「ぐぅぅ!!!」


プレートが怯んだ一瞬を付こうとしたその時


物凄い重力波がデストを襲う


「ぐああああああ!!!」


「まったくも~見てられないわね♪」


聞き覚えのある体の芯から凍えさせるような冷たい声


声がする方角を向くとそこに居たのはメイガス・モルガーナの姿だった

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