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#二人だけのタイムライン  作者: 千子


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第14話 炎上

炎上の内容は、私が撮った写真を加工しているものだということだった。

それだけじゃない。

今までの呟きも嘘だと決めつけて、ないことばかりを書き立てられていた。

どうしよう……!

すぐにミルクティーさんとぬい活沼さんからDMが来た。

SNSでは時折あること。

飽きたら忘れ去られる。

そうアドバイスされたけれど、私は怖くてSNSを見る気にならなくて通知を切ってしまった。

でも、気になって仕方がない。

今もどんなことを言われているのか、私はリアルの生活にも身が入らず、せっかく覚えたバイトの手順も間違えて店長やクラスメイトの男子、他のバイトの人にまで迷惑を掛けてしまった。

クラスメイトの男子は終始気に掛けてくれて、何かあったら相談に乗るからって言ってくれた。

その優しさが涙が出るほど嬉しくて、一人で湯船に浸かっている時にボロボロ泣けてきた。

そのままお風呂から上がって、久々にSNSを開く。

炎上は収まりつつあったし、返事がない私を心配してフォロワーさんから連絡が来ていた。

なんとか一人ずつ返信する。

明日から新学期。

こんな憂鬱な気持ちのまま、始まる予定じゃなかったのになぁ。

そう思って翌朝投稿したら、周囲の目線が一斉に私に向いた。

「おはよう」

「おはよう。あのさ、聞きにくいけど友達だから聞くね。このアカウント、あなたのこと?晒されているようだけど……」

その言葉に蒼白になって震える手でスマホを受け取った。

私のID付きで、私の写真が載せられている。

炎上させた人は、身近にいる。

「大丈夫?顔色が悪いけど」

「大丈夫……じゃないかも」

「だよね。今日は早退しなよ」

「うん……」

そのまま、来た足で家に戻る。

両親から心配の声を掛けられるけれど、それどころじゃない。

犯人が身近な人物だということは、私の心に見えない傷を与えた。

DMでミルクティーさんとぬい活沼さん、それから糊さんに相談した。

警察、という単語も出てきた。

そこまで大きく事を荒立てる気はない。

「SNSをやめようかと思う」

そう呟いて、ログアウトした。

もう何もかもリセットしたかった。

私がSNSを辞めたことにより、犯人が笑ってあるかもしれない。

それでもいい。

今は一人になりたかった。

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