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#二人だけのタイムライン  作者: 千子


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第13話 恋バナ

とうとうミルクティーさんとぬい活沼さんとオンライン通話する日になり、心臓は早鐘を打つ。

ミルクティーを淹れて時間になるのを待ちながらスマホを見る。

ずっとソワソワしていて、夕飯から家族に不審がられていた。

「まだかな」

ドキドキ、ドキドキ。

ずっとドキドキしながらスマホの時計を眺める。

5分前だ!

準備を開始して、ベッドに座る。

時間より早くミルクティーさんが通話状態になった。

「こんばんは〜」

私も急いで通話ボタンを押して応える。

「こんばんは!」

「あはは、元気いい〜!若人はいいね〜!」

ミルクティーさんに褒められて少し照れてしまう。

「こんばんは」

次いでぬい活沼さんがログインしてきた。

「こんばんは!」

「こんばんは〜」

「えっと、ぬい活沼さんとミルクティーさんは初対面ですよね?」

「そうだよ。でも、あなたのSNSを見て勝手に知ってる〜」

「こちらも、勝手にですが存じ上げています」

私は首を傾げた。

「ぬい活沼さん、なんか固くありません?」

「緊張しちゃって……!」

「私も緊張していますよー!」

「私も、私も〜!」

それから他愛無い話をして、最近の話題になった。

私が話題に出来ることなんてバイトのことしかなかったから、素直にバイトの日々を話しした。

「そう!それ!それが聞きたかったの〜!」

「今、気になっている人が二人もいるんだよね」

一気に恋バナになって思わず恥ずかしくなる。

「うん……。同じバイト先のクラスメイトと、相互の糊さん」

そういうと、通話口から歓声が上がった。

「いいね、いいね〜!青春だね〜!」

「糊さんって一番にフォローした人だよね?昔からの知り合い?」

「ううん。ずっとフォローせずにいて、私の写真をいいねしてくれていて……今度いいねされたらフォローしてみようって決めていたらいいねされたらフォローしてみたの。そしたらフォロバされて今に至ります」

なぜか敬語になる。

ううん。こうして考えると二人ともあまり知らないな。

糊さんなんてSNSの繋がりしかないし。

赤くなる顔に熱さで手を団扇にして風を送る。

「で?結局糊さんとクラスメイト、どっちが好きなの?」

「SNSから始まる恋も最近じゃ珍しくないし、クラスメイトなら身近でいいし」

囃し立てるようにそう言われて、私は頭を抱えた。

「どうなんだろう〜」

「悩め、若人!」

「とりあえず、お姉さん達はニヤニヤしながらこれからのあなたを応援しています」

「ありがとうございます!」

糊さんとクラスメイトの男子、どちらが好きかなんてまだ選べない。

そもそも、付き合えるかもわからない。

振られたらショックだな。

そうか、これが初恋か。

「私、これが初恋みたい」

「えっ!?初恋!?」

「大変!クラッカー鳴らさなきゃ!」

そうぬい活沼さんが言うと、パァン!と大きな音が耳を貫いた。

「……ぬい活沼さん。なんでクラッカーなんて持ってるんですか」

「耳がキーンてした」

「大人になると、無意味にクラッカーを鳴らしたくなる時があるの」

そんな大人、なりたいような、なりたくないような。

でもミルクティーさんは共感したようで、わかる!と言って盛り上がっていた。

そのまま深夜まで三人で喋って、眠たくなったからお開き。

私は楽しい気持ちのまま心地よく眠りについた。


けれど、朝になると私のSNSが炎上していた。

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