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遺書日記  作者: 気晴散歩
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現実逃避

わたしは、ふと死について考えることがある。その死という事象について思慮深く考え出してしまう時間帯、というより状況というのが、寝床についてさぁ寝ようと意気込んで目を閉じ、視界が全て真っ暗になった瞬間、死という文字が頭の中を侵食して、全ての思考を埋め尽くしていく。このまま眠りに落ちてそのまま起きることなく永眠するのでは…、なんてあり得るのかわからない他愛もないことで、延々と考え込んで、眠れない夜を過ごしたりする。

そこで一つ思いついたことがある。人間にとって重要な眠るという行為を行う前に…その日を1日終える前に…遺書を書いてみようと。眠りにつき、もしそのまま死んだとしても、それがそのまま遺書になる日記。その日その日の1日を死んだことにして、毎日新しい自分として生まれ変わる気持ちで朝を迎えるための日記。

さて、この日記が終わる頃にはわたしは死んでいるのだろうか。未来の死というものに少し楽しみを覚えながら今日という1日を終えるとする。では、来世に期待を込めておやすみなさい。

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