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異世界カフェ食堂で料理が苦手なわたしは皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力を神様から与えられていた!(眷属聖獣猫のモフにゃーと一緒に楽しく日本料理を創造します)  作者: なかじまあゆこ
アリナがこの世界にやって来たのは

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妖しげな神様

「真来、謝らないで。だって、真来はわたしを捨てたんじゃなくてこのグリーン王国に飛ばされたんだよね?」


「うん、そうだよ。それでも寂しい思いをさせたと思うごめん」と言いながら真来は顔を上げた。わたしを見つめるその瞳はやっぱり懐かしく感じた。けれど、やっぱり真来がお父さんだと実感が湧かない。


 だって、わたしは安莉奈ではあるけれど、神様に記憶を消され幼女アリナとして過ごしてきた。なので、アリナとしての思いが全面に出ている。


「真来、わたし……安莉奈なんだけどね。グリーン王国のアリナとして生きてきて地球の日本でのことを半分くらいしか思い出せないんだ」


 わたしはそう言いながら忘れたいことが多くあったからかなと考える。


「そうか、外見も随分と変わっているもんな。それはそうと安莉奈はどうしてこのグリーン王国にやって来たのかな?」


 真来は首を傾げわたしを見る。

 

「う〜ん? それがよくわからないんだけど、ヒラヒラな白の布を纏ったような古代風プラスファンタジーを混ぜ合わせような出で立ちのへんてこな神様に召喚されたんだよ。このグリーン王国に必要な存在とか言われて……」


 わたしはそう答え服装はへんてこだけど、妖しげで美しい神様を思い出した。


「なんと! 妖しげで美しいへんてこな神様がいるんだね。俺も会ってみたいな」


 真来はそう言って可笑しそうに笑った。その目はキラキラと輝き好奇心がいっぱいって感じでまるで少年のようだ。


 きっと、あの神様を見るとびっくりするだろうな。そう思うと笑いが込み上げてきそうになっちゃう。


「ん? 安莉奈ちゃんどうしたんだ?」と真来が言ったその時。


「うふふ、呼んだかい?」


 青みがかったサラサラな髪を風になびかせにこやかな微笑みを浮かべている人物が現れた。


「あ!」

「うわぁ~!!」


 と、わたしと真来はほぼ同時に叫んだ。真来に視線を向けると目を丸くしている。


 だって、この人は……いやいや人ではなかった。ヒラヒラな白の布を纏ったような古代風プラスファンタジーを混ぜ合わせような服装に身を包んだその人ではない生き物の正体は……。


 もちろん。あれだ。


「か、神様〜!」

「久しぶりだな。アリナ」


 神様はにやりと妖しげな微笑みを浮かべた。


「神様の噂話をしていただけで呼んでないよ」


 わたしはハッキリと言った。


「またまたアリナちゃん。この神様であるわたしのこの美しき姿を拝みたかったのだろう?」


 神様はドヤ顔で胸を張る。


「いえ、神様のことはずっと忘れていました。今、真来と話をしていてそのへんてこな服装を思い出したんだもんね」


「い、今、なんて言ったのだ? この神様であるわたしのことをへんてこと言ったのかい?」


 神様は宝石のように美しいブルーの目を丸くし驚いている。


「だって、そのひらひらな白の布カッコよくないないんだもん」


 わたしは正直に答えた。


「な、なんて幼女なんだ……」


 神様は口をまるで金魚のようにぱくぱくさせている。なんかもう神様に見えないんだけど。


「あの……神様なんでしょうか?」


 ずっと黙っていた真来が口を開いた。


「そうだ、わたしは神様だ。ん? お前はこのわたしの姿が見えるのか?」


 神様はじーっと真来を上から下まで見つめている


 そういえば神様はお父さん達には見えていなかったなと思い出した。そして、視線をモフにゃーとギャップに向けると二匹も神様の存在に気づいていないみたいだ。

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