プレゼントを開封します
ナットーから受け取った紺色の紙袋を眺めほくほく顔になっていると、サナが紫色のリボン付きの紙袋を差し出した。
「アリナちゃん、わたしからも誕生日プレゼントだよ〜」
「うわぁ~ありがとう」
わたしは満面の笑みを浮かべサナから誕生日プレゼントを受け取る。
「では、みんなで声を合わせて」とお父さんが言うと、「アリナちゃん六歳のお誕生日おめでとう」とみんなが声を揃えて言ってくれた。
わたしは、みんなの顔を見回し「わ〜い! ありがとう」とお礼を言った。
六歳の誕生日は温かくてやっぱり幸せいっぱいだ。
「あ、そうだ、プレゼントの中身まだ見てなかった。見てもいい?」
「どうぞ〜」とまたまたみんなの声が揃う。
わたしは、テーブルの上にずらりと並べたプレゼントを一つ一つ開けた。
先ずは、ストロベリーナお姉ちゃんがくれたプレゼントから開けた。中身は、いちご柄の手鏡といちごジャム入りクッキーだった。なんだかストロベリーナお姉ちゃんらしいプレゼントだなと感じた。
「ストロベリーナお姉ちゃんありがとう」
わたしは、プレゼントから視線をストロベリーナお姉ちゃんに移しお礼言った。
「うふふ、わたしの名前に因んだプレゼントにしちゃった」
ストロベリーナお姉ちゃんはそう言って舌を出した。
続いてわたしはアクアお兄ちゃんからのプレゼントに胸を躍らせながら開ける。
その中身を見て「わぁ〜」と思わず声を出してしまった。
だって、アクアマリン色の手提げカバンだったんだもん。アクアお兄ちゃんとストロベリーナお姉ちゃん兄妹はやっぱり発想が似ているなと思った。
「アクアお兄ちゃんありがとう〜」
「いえいえ。って、アリナちゃんなんか可笑しそうに笑っているな」
アクアお兄ちゃんの海の色を思わせるようなアクアマリン色の目がわたしをじっと見ている。
「だって、アクアお兄ちゃんとストロベリーナお姉ちゃんのプレゼントは本人のイメージカラーなんだもんね」
わたしは素直に答え、アクアお兄ちゃんとストロベリーナお姉ちゃんの顔をじっと見た。すると、やっぱり可笑しくてクスッと笑ってしまう。
「俺の顔に何かついているのか?」
「ううん、えっと、アクアお兄ちゃんの目の色アクアマリン色で海色みたいで綺麗だな〜って思ったんだよ」
「ふ〜ん、そうかよ。まあ、目の色には自信があるけどね」
アクアお兄ちゃんはアクアマリン色の瞳をキラッと輝かせニャと笑った。
「あはは、お兄ちゃんってば自信家なんだから」
ストロベリーナお姉ちゃんが口元に手を当てクスクスと笑う。
「ふん、本当のことなんだから仕方ないだろう」
アクアお兄ちゃんは、さも当然という顔をしてストロベリーナお姉ちゃんとわたしを交互に見た。
「アクアお兄ちゃんこのアクアマリン色の手提げカバン大切にするね」
わたしはアクアマリン色の手提げカバンを肩にかけにっこりと笑ってみせた。
そんなわたしをじっと見ているアクアお兄ちゃんは「大切にしろよな」とぶっきらぼうに言った。
「うん、大切にするよ」
わたしは、肩にかけたアクアマリン色のカバンをそっと撫でた。このアクアマリン色のカバンがまるで宝物のように感じられた。
そのアクアマリン色のカバンにストロベリーナお姉ちゃんがプレゼントしてくれたいちご柄の手鏡を仕舞う。
お次は、タイゾーおじいさんとカーナさんのプレゼントを開封するのだ。えへへ。




