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もふもふタイムは最高だよ♪

「うん、ギャップちゃんは可愛い子だよ。わたしも最初は怖かったよ。けど、もふもふで可愛いよ〜」


 わたしは、「ねっ。ギャップちゃん」と言ってギャップをむぎゅーと抱きしめもふもふする。


「おいおい、アリナちゃん苦しいぞ」


 ギャップはちょっと嫌そうな顔でわたしを見上げる。


「ねっ、サナちゃん。見てみてギャップちゃんは怖くないでしょう」

「うん、もふもふで可愛いかも」

「サナちゃんももふもふしてみる?」

「うん、もふもふしてみようかな?」

「じゃあどうぞ」

「うん」


 サナちゃんは椅子から立ち上がりギャップの目の前にやって来るとむぎゅーとギャップを抱きしめもふもふした。


「可愛い〜もふもふだ〜」

「お、おい。俺は百獣のライオン魔獣鳥だぞ。何をする」

「うふふ、もふもふふかふかで気持ちいいよ」

「お、おい、聞いているのか」

「幸せ〜お腹も気持ちいいよ〜」

「お、お〜い! 俺のお腹に顔を埋めるなよ。おい、聞いているのかい。ってちょっとくすぐったいぞ」


 ギャップは体を捻り逃げようとするもサナはギャップを離さない。もうすっかり仲良しだ。


「た、助けてくれ〜」


 ギャップが大声を上げた。


 その時、ナットーが椅子から立ち上がりギャップの方へと歩いてきた。


「おっ、少年よ。助けてくれるのかい?」


 ギャップは期待を込めた表情でナットーを見上げたのだけど。

「うわぁ〜少年何をするんだ! だから俺のお腹を触るんじゃないよ」


 そうなのだ。ナットーはサナとバトンタッチをしてギャップともふもふタイム中だよ。


「う〜ん、柔らかくて気持ちいいよ。もふもふだ〜」


 仰向けになりジタバタと暴れるギャップのお腹をナットーはうっとりした表情でナデナデしまくる。


「た、助けてくれ〜!!」


 ジタバタ暴れるギャップってば、なんだかライオン魔獣鳥の貫禄がなくなったような気がするな。それがまた可愛い。


「う〜ん、可愛い。あ、この背中の羽根も可愛らしいな〜」


 ナットーがギャップの背中の羽根に触れ「羽根があるなんていいなぁ」と言ってその羽根をナデナデした。


「か、勘弁してくれよ〜!」


 ギャップは叫ぶ。


「あれま、ギャップちゃん嫌がっているのかな? まさかな」

「まさかなって少年よ。嫌がっているだろうが〜」

「あはは、ギャップちゃん照れるなよ」


 ナットーはニコニコしながらギャップの顔の周りをナデナデする。


「ふざけるな!!」と叫ぶギャップなんだけれど。


 いつの間にか目を細め気持ちよさそうに撫でられていた。


「ギャップちゃんってば可愛いな。わたしもナデナデする〜」


 わたしもナデナデに加わりギャップの頭をナデナデした。


 もふもふタイムは最高だよ。


「ハァハァ〜ガォーガォー。お前達はライオン魔獣鳥をなんだと思っているんだよ」


 わたし達にもふもふタイムを順番にされたギャップはご立腹らしい。


「でも、ギャップちゃんの顔はイキイキしてるよ〜」

「なぬ! 俺の顔がイキイキしているとは何事じゃ〜」


 ギャップは肉球のある可愛らしい手で自身の頬に触れる。


「むむっ! 言われてみるとそのような気もするな……」


「ギャップちゃんはもふもふタイムで表情が優しくなったよ〜」


 わたしは、そう言いながらギャップの頭のてっぺんを優しく撫でてあげた。


 すると、ギャップのその表情は緩んだ。うっとりしたような表情がたまらなく可愛い。


「うふふ。ギャップちゃんってばやっぱり幸せそうな表情になっているね」


 もう一度頭をナデナデするわたしにギャップは、「く、悔しいけど気持ちいいぞ〜」と言ってガォーと吠えた。


「ギ、ギャップちゃん! 吠えないで!!」


 サナはちょっと怯えた表情で言った。だけど、すぐに「でも、可愛らしいね」と微笑みを浮かべた。


「うにゃん。みんな盛り上がっているにゃんね。何をしているのにゃん?」


 わたし達のもふもふタイムにやっと気づいたモフにゃーが舌舐めずりをしながらこちらにやって来た。


「ギャップちゃんをナデナデしていたんだよ」

「わたしもギャップちゃんをナデナデしたいにゃん」


 モフにゃーは口角を上げにんまりと笑っている。


「モフにゃー主ナデナデしなくても結構です」


 ギャップは後退りをした。


 だけど、もちろん……。

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