表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

188/210

ギャップをぎゅっと

「ギャップちゃ〜ん! 寂しかったんだね。わたしこれからもっと、もっとギャップちゃんに優しくするね」


 わたしは言いながらギャップをムギュッと抱きしめた。もふもふふわふわであたたかくて気持ちがよかった。えへへ、わたしが幸せになっているよ。


「お、おい、アリナちゃんやめてくれよ」

「いいじゃな〜い。ギャップちゃんはもう寂しくないんだよ〜」


 ギャップはやめてくれよと言っているけれど、本当は嫌がっていないことがわかる。だって、逃げようとしていないんだもんね。


「あ、アリナちゃんだけズルいにゃん。わたしもぎゅっとするにゃん」


 モフにゃーはそう言ったかと思うとギャップの頭ににゃーんと飛びついた。


「お、おい、モフにゃー主やめてくれ〜俺のたてがみが乱れるではないか〜」


 ギャップは頭をぶんぶん振り回す。


「ちょっとギャップちゃん! 暴れるとわたしが振り落とされちゃうにゃ〜ん」


「知るかよ」

「わたしよりたてがみが大事にゃの?」

「当たり前だ」

「そんにゃ〜あんまりだにゃん」


 ギャップとモフにゃーはぎゃあぎゃあ騒ぐ。


「俺のことを忘れてもらっては困るぞ。ギャップちゃん、友達になったんだもんな〜」


 日焼けはそう言ったかと思うとギャップの顔面に飛びつきぎゅっと抱きしめた。


「く、苦しいぞ〜この俺を窒息させるつもりかよ。ガォ~!!」


「わたしも苦しいよ〜」


 だって、わたしはサンドイッチ状態なんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ