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ギャップと日焼けのお魚

ギャップと日焼けがバチバチと火花を散らし合う中、今日も朝食の時間が始まる。ギャップや日焼けがいるこの食卓がもうすっかり日常になっている。日焼けなんてつい最近仲間入りしたのにね。


 そんなギャップと日焼けは今も。


「おい、日焼けちゃんの魚のほうが大きいではないか。ガォ~」

「いや、ギャップちゃんの魚のほうが大きいぞ」


 ギャップと日焼けはお互いのお皿に載っている魚をじーっと見て言い合う。


「じゃあ、交換したらいいにゃん」


 モフにゃーが魚にかぶりつきながら言った。


「それもそうだな。モフにゃー主の言う通りだな。いや、待てよ。やっぱり俺の魚のほうが大きいかもしれんな」 


 ギャップが魚に目を落としうーんと考え込んでいる。


「何だって! やっぱりギャップちゃんの魚のほうが大きいのかよ」


 日焼けは目の前の魚とギャップのお皿にある魚を見比べる。


「いや、やっぱり日焼けちゃんの魚のほうが大きいぞ」


 ギャップは日焼けのお皿を覗き込みながら言った。


「おいおい、ギャップちゃんに日焼けちゃん、大差ないだろう。早く食べたらどうだ」


 お父さんが呆れたように笑いながらお箸で魚の身をほぐし口に運んだ。


「まあいっか。食べるとするぞ」

「そうだな。食べようではないか」


 そう言ったギャップと日焼けは魚を丸呑みした。


「あ、ギャップちゃんに日焼けちゃん!!」


 わたし達は魚を丸呑みしたギャップと日焼けに注目した。やっぱりこの二匹はそっくりで魔獣らしいなと思った瞬間だった。

ギャップと日焼けは魚を丸呑みしてしまいました。

よく似た二匹です。


いつも読んで頂きありがとうございます。暑い毎日ですが良い夏をお過ごしくださいね。

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