表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

124/125

もふもふがわたしのベットを


 もふもふもふもふもふもふ。


「ねえ、モフにゃーにギャップちゃんに日焼けちゃん、わたしのベットを占領しないでよ」


「お〜い、聞いているのか〜い」


 声をかけるももふもふな三匹はぐーすーぴーと寝ている。なんて呑気な顔をして寝ているんだろう。モフにゃーなんてわたしの枕を使ってむにゃむにゃにゃん中だ。


「もう仕方がないね」


 わたしはベットの前にちょこんと座り可愛らしいもふもふ達をニコニコしながら眺める。眠っていると口の悪いギャップに日焼けもまるでぬいぐるみのようだ。


「モフにゃーがギャップちゃんと日焼けちゃんを引き寄せたんだよね」


 むにゃむにゃにゃん、ぐーすーぴーにゃんと寝息を立てるモフにゃーは、起きる気配も見せない。一体どんな夢を見ているのかな。可愛い奴め。


 わたしとモフにゃーは同じ地球からこの世界へやって来た所謂仲間だ。ねえ、モフにゃーは覚えていないかもしれないけど、地球ではどんな生活をしていたの?


 いつかモフにゃーの地球にほんでのお話も聞いてみたいな。ただ、思い出さないのは……。


 今が幸せだもんね。それが一番だね。


 わたしはニコニコと笑いながらベットに肘をつきもふもふ達を眺め続けた。モフにゃーもギャップも日焼けも可愛らしくてずっと見ていても飽きないよ。


「って、いつまでわたしのお布団を占領しているの〜!!」


 可愛らしくて幸せ気分だったけれど、もうかれこれ二時間は経過しているよ。眠たくてまぶたが閉じてしまいそうだ。


 わたしはおねむだ。これはもう我慢の限界だぞ。


「もふもふ達よ、アリナがお邪魔しま〜す」


 わたしはそう言いながらもふもふ達が眠るベットに上がる。


「モフにゃーちゃん、その枕はわたしの枕ですよ」


 モフにゃーに声をかけるもお腹を見せて幸せそうな顔で寝ている。仕方がないので枕を諦める可哀想なわたしだ。


「う〜ん、モフにゃーの両隣にギャップちゃんと日焼けちゃんが寝てるよ。困ったな」


 わたしの寝場所がありません。どうしようかな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ