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詩全集2

秒読みの始終

作者: 那須茄子

秒読みが止まった

分に切り替わった

時間が速さを加速させた

身体がリズムに乗った

それは一種の刹那

巻き戻った後の

読後感は何にも例えがたい

余韻


浸れない

すぐにまた

チャンネルが他局に映し出される


色々あれこれ

やることに追われる

ドラマチックな展開に期待したい日々は

空しく口笛を吹くだけで

いつも終わる


せっかく

練りに練ったお伽噺もこれじゃ

挿入出来ずじまい


日常の謎をせめて

ミステリー的なもので締めくくりたいな




帳が降りる頃

静寂が街を包み込む

煌めきが横切る

夢の中でさえ解けない謎がある


風が運ぶたび

知らない香りが鼻をつく

僕自身だろう




秒読みが止まった

分に切り替わった

時間が速さを加速させた

身体がリズムに乗った

それは一種の刹那

巻き戻った後の

読後感は何にも例えがたい

余韻


浸ろう

もう一度

ちょっとした強引を噛んで膨らませて



時間が速さを加速させた


分に切り替わった



秒読みが止まった


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