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プロローグ
「おお、なんと哀れな男。来世は最強の勇者にしてあげましょう」
木村正義、35歳。俺は不慮の事故で死に……と思ったら女神に会った。
「ってことはまさか、異世界転生ってやつですか?」
「はい」
女神がほほ笑む。ろくな人生じゃなかったけど、最後に夢が叶うなんて!
「ありがとうございます!」
「せっかくだからモテモテにしましょう。生まれ変わって女性に会えば、みんなあなたのとりこです」
嘘でしょ、ハーレム展開まで!
「それでは前世を忘れて、最高の来世をお送りください」
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目が覚めてから、俺の人生はバラ色だった。