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埼玉戦記  作者: 北条 巧
1/3

プロローグ

初投稿です,挫折してしまったらすいません・・・・あと濃厚な戦記ものや本格的なものを見ている方には不満が多いかと思いますがくだけた感じで見てください。

「神様・・・・教えてください」


瓦礫と化した街中で1人佇む少年は、小さな手のひらを太陽へ向け呟いた


「何故、人は争い続けるのでしょうか何故人は繰り返し続けるのでしょうか・・・・・」


少年はただ憎かった、この世界がこの時代が人の欲望人の原罪が。


少年は歴史が好きであった、戦争が始まってから30年が経過しており荒廃した世界しか知らぬ少年は図書館の廃墟や瓦礫から本を見つけてはなんでも読んだ、伝記、歴史書、兵法書


そんな彼だからこそ此度起きた戦争の背景、そしてその結末に酷く落胆したのだ。


「こんな結末・・・・だったのか」


この大戦は某国の大統領がでっち上げた核開発を巡る闘争で某国が中東地域へと宣戦布告したことから端を発した。

そこから先は破滅へと駆け足であった、侵攻された中東諸国のバックには某国と敵対する大国があったのだ。

その大国は案の定、自国の利益となる中東地域への攻撃に反発そして某国へ宣戦布告することとなった


某国の大統領は短絡的であったまた浅はかであった。

「1発だけなら1発だけならば核を撃ちこんでもいいだろう、これが抑止力となるはずだ」


そう自分に言い聞かせ側近たちの制止を振り切り大国の首都へ核弾頭を投下した




そう、結局のところ人間は一線を越えれば感覚は鈍るのだ。

その数年後には世界で落とされた核弾頭の数は100発を超え某国と大国は崩壊周辺諸国もその余波を受けた。

日本にも5発の核と数万もの巡行ミサイルが飛び交いこの国も例外なく崩壊したのである。


「絶対に許さない絶対に僕が・・・・この秩序を変えてやる」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はっ・・・」


執務室で半之助は居眠りをしていた


(またあの夢か・・・・)


半之助はあの日のすべてが終わった日の夢をよく見ていた。今日もその夢を見ていたらしい


「師団長お疲れでしょう・・・今日は我々に任せ自室でお休みになられてください」


半之助を気遣う彼女は師団長である半之助の助手を務める 栗原奈央くりはら なお中尉である


「いやいい・・・この乱世の世だいつまた周辺国が攻めてくるか分からん・・・このくらいの仮眠で十分だ」


埼玉師団の状況は非常に切迫した状況であった、先月には東京を治めようと企んでいる茨城師団やそれに呼応した千葉師団の2個師団、2万3000もの兵の侵攻ををうけ辛くも撃退したばかりであった。


「それにわが師団の兵数は1万にも満たない・・・先月の戦闘では兵の1割が戦死した、すべては私の不徳がなすところだ・・・」


半之助は空を仰ぎ死んでいった兵士たちへ黙とうを捧げるが如く目を閉じた。




今回の登場人物


来栖 半之助

階級は少将、年齢24歳若くして師団長にまで登り詰めた人物。

この時代を酷く毛嫌いし、かつて平和であったこの国を取り戻すため戦う。


栗原 奈央

階級は中尉

半之助を補佐する助手、半之助が埼玉師団を発足する以前から共に行動していた。年齢は22歳

男女の仲は未だないものの半之助を慕っている。


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