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第三十一話【ベビーカステラとバターロール】

甘い香りがする、どうやらベビーカステラ店からしているようだ。

ファン感謝祭と言うだけあって通常の半額で販売している。

30個入りがたった200円と言うなら価値はあるだろう。

多くの客が並び沢山作ってあるベビーカステラがどんどんと無くなっていく。

この日のためにと材料は多く用意してあるので時間さえあればまた生産出来る。

従業員もせっせと大忙し。





ティガース模様の袋は此処でしか貰えない。

太陽デパートの大人気商品はこのベビーカステラ。

昔ながらの味を感じさせる特に大人が大好きな味。

ふわっとした感触が口の中に広がって大喜び。








「甘い香りはあまり好きではありませんわ・・・・・」




甘い物を食べない彼女は他とは違う意見を残している。

彼女からしたら虫歯になる危険性があるのにどうして食べるのかと思う。

逆に客からしたらこんなにも美味しい食べ物を食べないのはおかしいとも思う。

もちろん口論するつもりもないので遠くから呟く程度。









「しかし・・・あの袋はデザインが良いですわね・・・自作?」





カステラ入れの袋は従業員の一人がデザインして作った物。

表にはまさに容赦のない虎の姿。

裏には可愛らしい虎の姿が描かれている。

このギャップにファンは笑って人気が出たのかも知れない。

それ目当てで買っている人も中にはいると思われるが、余計な事は考えない。






しかし香りは駄目なので場所を変えることにする。

思わず麗華は噎せてしまった。








(ぐぅ~)





腹の音が鳴る、給食以外は食べていないためお腹が空いてきている。

イベントが始まるまでしばらく時間がかかるようなので

彼女はパン屋に入ってパンを買うことにした。

どちらかというと米よりもパン派である。








バターロールがシンプルで一番好き。

当店でも人気があり、売り切れるのも早いと言う。

ちょうど出来上がったばかりなので焼きたてでとても美味しい。

せっかくなので五個ぐらい買ってみた。







冷えた牛乳も買って一緒に食べて飲む。

お嬢様ながら意外と庶民的な一面が目立つ。





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