令和爺孫 クルマ談義
「じいちゃんが若い頃の車はな。今みたいに安全でも快適でも全然無かったんだぞ。」
「えぇ、マジそれ?」
「ギアはマニュアル。エアコンなんて付いてないのが当たり前。
窓も手動でな、ノブをグルグル回すのよ。コレが結構重くてなぁ。」
「マジかすげぇ!
でも手動って事はさ、窓に何か挟んでも勝手に開いたりしないんでしょ? 良いなぁ。」
「ははは。センサなんか無いからな。
...そうだ、窓と言えばな。窓のすき間に下敷きを差し込んで、ガッサガッサやると鍵が開く、なんてのもあったぞ。」
「防犯やべぇ(笑)。羨ましすぎ。」
「ハンドルの下あたりのカバーを開けて、なんや良う分からんコードを引き出して繋げると、エンジンがかかったりな。」
「運転できちゃう!!(大笑)。
じゃあさじゃあさ? 自動運転とかも無いわけ?」
「そんなモン、自動運転どころか、衝突防止機能も無いわな。なんにでもぶつけ放題よ。」
「やべぇ凶器だわそれ(笑)。じいちゃんの若い頃の車すげぇ。よくそんなんで公道走れたな?
...羨ましいわぁ。」
「そうだなあ。あの頃の車は良かったなあ。」
「今の車はホント駄目だな。」
「ほんとにの。役立たずもいいところだ。」
「「このゾンビに囲まれた状況ではな...。」」
グルルルルゥ
「はぁ...」
「はぁ...」
おしまい




