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可変の天使  作者: 影薄


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47 港町の依頼4

 先程見た巨大な竜の名を聞きこの世にはあんな化け物が存在している事に恐怖するモナ。

 ノルンの方も津波や地震等の災害を竜になぞらえた伝承だと思っていたが実在する巨大な竜を謳ったモノだと知り顔が強張る。

モナ「アル...デウス、それがアレの名前なんだね。翼竜のワイバーンとは比較にならない大きさだね。」

 竜の中でも知名度の高いワイバーンを思い出し図鑑に記されていた大きさは全長二十m前後であり十分デカいが先程の巨竜を見た後だとワイバーンは小さい方なのかと錯覚してしまう。

ノルン「ある言語で銀を意味するアルゲントゥムと神を意味するデウスを混ぜた造語を名前に付けたと聞いていたよ。でもまさか五種の巨竜が実在していたとは。」

モン「えっ、五種?ちょっと待ってアレ以外にも他に四体居るって事?いや違う、五種って事は生物として自然に生息しているって事だからアルデウスって種族の名前?」

 ノルンの聴き逃がせ無い言葉を聞いて混乱するが五頭ではなく五種と言ってるので自然界に存在していると察しあの巨竜以外にも深海に居ることに考えが至り恐怖する。

ノルン「そう種族名だよ。自然が産んだ超常の生命体、魔族が創り出した魔獣と違い自然界によって産み落とされた意志ある災害。伝承にはその被害はうたわれているけど生態が謎に包まれているから詳しくは分からないけどね。」

 生態が謎に包まれているが呼吸の為深海から上がって来るのが百年に一回ならば分かるわけも無く深海に行く方法等無いため解き明かすすべは無い。

ノルン「まぁ見れたことが幸運だったって事だよ。それより依頼主の人に報告してシーサーペントを回収してもらわないと。」

 巨竜の事を一旦置いておくノルンに思わずズッコケそうになるモナだが今自分が考えた所で時間の無駄でしか無い為そうだねと返す。

ノルン「ふふっ、シーサーペントは食べられる魔獣だしその味は珍味だから夜が楽しみだねモナ。あぁそうだ戻る前に切り刻んだ細切れを流しとこうかな。」

モナ「へぇシーサーペントって食べられるんだ。ねぇお姉ちゃん細切れにしたシーサーペントはそのままにしたほうが良いんじゃない?」

ノルン「そう?回収する意味無いくらいに細切れだから水の魔術で流そうかと思うんだけど。」

モナ「依頼の内容は十頭の討伐でしょ?数が合わないと不審に思われるよ。」

 そうかなと首を傾げるノルンにそうだよと返し二人は組合に戻る。




 ノルンの報告でシーサーペントの死体を回収にきた組合の漁師達。

 今日シーサーペントを討伐に来ると聞いていたので船を出さず回収に行く準備を進めていた。

 依頼を出した漁師は討伐したとノルンが来た時は早すぎないかと訝しんだが書類には確かにサインが入っていたため半信半疑で回収に来た。

 そして見たのは恐らく一撃で首を切り落とされた九頭と細切れになっている死体であった。

 最後の一体は張り切りすぎて細切れにしちゃいましたと聞かされた時は何を言っているんだ?と疑問に思っていたが実物を見ると本当に細切れになっている。

漁師「何をどうすればこんな細切れになんだ。おっかねーな。」

 依頼を出した漁師の言葉に周りはウンウン、と同意しながら回収の作業を進めている。

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