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可変の天使  作者: 影薄


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36/72

36 1ヶ月後

首都からアクラの町に戻ってきて1ヶ月経ちモナはギルド支店で依頼達成の書類を受付に出す。

モナ「シアンさんゴブリン5匹の討伐しましたので確認をお願いします。」

モナが書類を持って来たのを確認した受付嬢のシアンはホッと胸を撫で降ろす。

シアン「はい、確認しました。ねぇモナちゃんやっぱり討伐は危険だから納品の依頼を中心にしたほうが良いんじゃない?」

シアンの言葉に近くにいた職員達も心配そうにモナを見る。ギルド支店内での癒しになっていたモナが討伐の依頼をすると聞いてシアンと職員達は危ないからとモナを止めていたが、それを制したのは他ならない保護者のノルンであった。モナが一人で魔獣を倒し冒険者として生計を建てれるように成らないとモナの為には成らないと言われたがやはり子供一人でゴブリンという低級とは云え魔獣を討伐しに行くと聞いては心配になる。しかもモナは栄養が行き届いていない為同年代の子供と比べても小さいので余計に気が気でない。

モナ「心配してくれているのは分かりますが私だけでも討伐出来ないと特訓してくれているお姉ちゃんに申し訳ないんです。」

そう、とシアンは呟くとノルンとそれ以外の人物で話し方が変わるモナをどうすればと悩む。

シアン(モナちゃんノルンさんと話す時だけ年相応なのよね。)

モナがヤトの村で育ったのを考えれば仕方ないとはいえやはり小さい子供から壁を感じると何処か悲しくなる。そう考えているとシアンの後ろが騒がしくなる。

シエラ「モナ戻ってきましたか。差し入れのお菓子です。」

モナ「えっと、有難うございます。」

ノルン「あのシエラさんボクが済ました依頼の確認の途中ですよね。」

シエラ「モナに渡すだけでそんな時間は取りません問題無いでしょう。」

何故かノルンが済ました依頼の確認にアクラの町に来るようになったシエラを見てシアンは背筋を伸ばす。

シアン「あの〜、やはりノルンさんの依頼の確認はギルドの本部の方がいいのでは?」

シエラ「モナが首都に行きたがらないとノルンさんが言ってさっさと済ませようとしているのでそれなら此方に来たほうが不備も無いでしょう。確認しているだけですので気にしないで下さい。」

シエラの言葉を聞いていた職員達は無理です!と心の中で言うがギルド本部の幹部という雲の上の偉い人に対して言えるはずも無く項垂れる。

モナ「シエラさんお姉ちゃんの依頼の確認終わったらどうします?」

シエラ「決まっています。モナのほっぺをモチモチします。」

モナ「いえ、あの、そういう事では無いんですけど。」

ノルン「隙あらばそういう事モナにしようとするの辞めてくれません。」

真顔でそう言うシエラにモナは困った顔をしてノルンが苦言を言うが聞き流し済ました顔をするのでノルンは溜め息を吐く。

モナ「えっと、確認終えてもシエラさんやゲンサムさんは居ますので。」

ノルンの依頼の確認で来るのはシエラとゲンサムとクロイの三名のうち時間が空いている誰か一人が来るのだが、シエラとゲンサムは確認を終えても少しの間は居るためモナは疑問に思っていた。

シエラ「モナが気にする事ではありません。なのでモナはもっと食べる必要が有ります。」

モナ「あの、何がなので何ですか?」

シエラの言葉にモナは困惑するがノルンはシエラの言いたい事が分かり難しい顔をする。

ノルン「シエラさんの言いたい事は分かりましたけど早めに確認を終えてくれませんか。」

シエラ「そうですね。ではモナまた後で。」

ノルンとギルドの奥にシエラが行きシアンと他の職員達ははぁーと息を吐く。

モナはシエラの言いたい事が分からないでいたが仕方ないと思っていると声を掛けられる。

?「ギルド本部の幹部と仲いいな」

モナ「アレクさん。」

モナに話しかけてきたのは元荒くれ者のアレクであった。1ヶ月前は無精髭を生やしていたが今は髭を剃り出来るだけ身奇麗な格好をしている。

モナに向ける顔は1ヶ月前とは違い穏やかな表情をしている。

モナ「中がいいのでしょうか?それよりアレクさんも依頼を終えたのですか?」

アレク「あぁ、荷物の護衛を済ませて来た所だ。お前はゴブリンを討伐したのか?」

ええそうです。とモナが答えアレクは目を細めモナを見る。

アレク「そうか。まぁあまり無理はするなよ。」

そう言って受付に書類を出すとギルドから出ていきモナは首を傾げる。

シアン「モナちゃん元荒くれ者と何かあったの?ここ1ヶ月真面目に働いているんだけど。」

モナ「いえ、話掛けられたので少し話した程度で特にこれと言ったことは無いはずです。」

モナは1ヶ月前に話しかけて来た時を思い出すがモナにとって普通の事を言っただけで特に無かったと片付ける。

シアン「そう、まぁ何かあったら言ってね。あとはい、報酬の硬貨ね。」

モナ「はい、有難うございます。」

硬貨を受け取りギルドの奥を見るとノルンはまだ掛かりそうだったのでモナは終わるまで掲示板の依頼の書類を見ていた。

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