34 首都の観光
幹部達が居た会議室から出たノルンとモナはギルド本部の廊下を歩いており、モナはアクラの町のギルド支店と余りに違う装飾と綺麗に清掃されている窓や廊下をキョロキョロと忙しなく眺めそれをノルンは微笑ましげにしていた。
モナ「アクラの町のギルドと全然違うね。」
ノルン「そうだね、ギルドの本部だから大きい建物だし貴族やお偉いさんとか普通に来るから清掃も行き届いているからね。」
廊下を歩き階段を下りた所にギルドの受付らしき場所を見てモナはへぇ〜と町のギルドと違う所を探し楽しんでいる。
モナ「町だと掲示板に書類が無造作に張ってある
ったけどここだと掲示板とか無く受付で済ますんだね。」
ノルン「まぁ、本部に依頼される内容はどれも機密性とか強力な魔獣の討伐とかの難しかったり厄介な物ばかりだから受付で確実に依頼を受けたってしないとトラブルの種になるからね。」
モナ「ふ〜ん受けてないのに依頼を受けたのは自分だって言い張る人がいたの?」
ノルン「それもあるし、依頼を達成した人に成り済ますとか有ったし書類を偽装する人もいたんだ。その対策の為の契約の魔術とモナ受付の上に魔道具があるでしょう。」
ノルンに言われモナは受付の上にある黒い四角の箱が受付の数だけあるのを確認する。
モナ「なんかあるけど何あれ?」
ノルン「発明者が転移者か転生者か忘れたけど監視カメラってのを参考にした魔道具であれで記録しているんだ。しかも別の場所で写している光景を監視出来るんだって。」
モナはほへ〜と零す、アクラの町でもモナにとっては初めての物ばかりだというのに首都に至ってはそんな物があるのかと思う物が有って本当に世界は広いのだと思う。そんな事を考えていながらノルンの背中を追う、ギルド本部の入口から外に出てモナは感嘆の声を出す。
モナ「ふわぁ〜〜〜」
ギルドを出て首都の大通りに目を輝かせる。
大通りの綺羅びやかな装飾をした複数の店と町とは比べられない見上げる程の大きい建物が無数にありそして大通りの道を行き交う人々の多いこと、道の端で屋台を出しているが果物では無く片手で食べられるような軽い料理にモナは知らないがクレープやカップに入れたパフェ等の食べ歩きの出来るお菓子が並びんでいた。
モナ「お姉ちゃん凄いねぇ。首都って村や町と全然違うよ。」
村とその近くの森位しか知らなかったモナにとってもはや首都は別世界のように見えていた。
ノルン「ふふっ、色々見て回ろうか。」
ノルンにそう言われモナは大通りの店を見て回る。店の外からでも分かるようにガラス越しでも綺麗に並べられた商品の数々をモナはその下に書いてある値段を見てアラクの町と桁違いの値段だった為驚きながらも見覚えのあるワンドを見てノルンにバレないよう溜め息を吐く。
モナ(このワンドお姉ちゃんが私にくれたやつだよね何か金貨5枚とか値段に書いてあるんだけど。)
ノルンがモナに渡したワンドが高い物だと解りしかし返そうにも恐らくノルンが納得しないと理解しているので何も言えずにいる。
モナ(これなら魔力の種とかもやっぱ高いよね。)
モナはこれからノルンに恩をどう返せばいいのやらと頭が痛くなってきたが、ノルンの呼ぶ声を聞き考えを中断する。
ノルン「モナ〜、そろそろ食事にしようか。」
そう言いながらノルンが指差した店は綺羅びやかさは無いが所謂本格派な店だった。
モナ(高そうな所だな。)
他の店の値段を見てこの店も高いんだろうなとボンヤリ思いながらノルンと店に入る。




