19 宿屋の一幕
次の日の朝宿屋のベッドから目を覚ましたノルンは横で寝ているモナの寝顔を見て微笑む。
ノルン(ふふ、モナはやっぱり可愛いよ。抱きついてないのはちょっと寂しけど。)
村に泊まった時は抱きついて寝ていたのが今は隣で寝るようになり少し残念がる。
ノルン「モ〜ナ、朝だよ起きないと。」
モナの体を揺すり優しく声掛ける。うぅぅんと小さく唸りモナは起きる。
モナ「おはよう、お姉ちゃん。」
ノルン「おはよう、モナ。」
モナが起き身支度を済ませ朝食のパンとスープを食べながらノルンは今日の予定を話す。
ノルン「モナ今日はギルドに行って簡単な依頼でもこなそうとしようか。」
モナ「あれ?昨日の件でギルドに説明しなくて良いの?」
ノルン「お偉いさんに話が行くのは時間が掛るからね。ボクの予想だと多分数日は掛るからその間にギルドに来ている依頼を頼まれると思うよ。」
そんな物かとモナは納得しもう一つの疑問をノルンに問いかける。
モナ「私は冒険者じゃないけど依頼について行ってもいいの?」
ノルン「それは大丈夫。冒険者ギルドに登録していないと受けられ無いような依頼は大体上位の冒険者にしか回って来ないし簡単な依頼なら冒険者の付き添いでも問題ないしなんなら冒険者じゃ無くても受けれる依頼だってあるから。」
モナはそうなんだと言いノルンも上位の冒険者じゃと思うが口には出さずパンを食べる。
ノルン「モナにいきなり実践させるよりも簡単な依頼こなして低級の魔獣をボクが討伐するからその動きをみて真似る所から始めるね。」
ノルンにとってモナが一人で上位の魔獣を倒せるようになるのが最終目標だが、今まで村で生きてきたモナが戦闘等出来る訳も無くまずは見様見真似から始める事にした。
モナもそれが解っている為特に異論を言う事無くはーいと返事をする。
ノルン「村でボクが討伐した魔獣を解体する時モナが村の人に頼んで何か作って貰っていたけどある程度の動きが出来るようになるまではそれを使うのはお預けだね。」
モナ「うん、誤って人を殺しちゃうかもしれなし物ばかりだから。」
モナの言葉にノルンはピタリと笑顔のまま止まりギギギと首を動かしモナが背負っていたバックパックを見る。
ノルン「モナご飯食べ終えたらちょっと確認しようか。」
モナ「え〜、三種類位しか入れてないから後回しで良くない?」
ノルン「駄目だよ!危険物がどんな物か確認するからね!」
この子どんな物を持って来ているのかとノルンは心配になった。




