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【プロットタイプ】柔い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

自分の体を触った時に思うのって、『内蔵ちゃんと入ってるな』なんですよ。

意味を感じない、利益のない触れ合いは好まないが、触れた事で何かしら意味が生じる場合は、自分から触れる事も多いと感じている。

例えば熱帯夜、例えば座布団、例えば拒絶。一つ一つに意味があるのなら躊躇いはない。だがやはり、根本的に触れるのはきっと嫌いである。


熱帯夜に此奴は何時もの様に俺に馬乗りになり、此方を見下ろしていた。俺は逆に見上げる様に顔を上げようとすると、ふと腹が目に入った。

日光が当たらな様に服に隠された部分の為、素肌は生っ白い。だが人間の肌特有の斑に散った赤が歪な模様を描いていた。色香四号とは違う、肌の色彩。生きてる物にしか作れない色合い。

それ故にただ何となく凝視してしまう。

「マグロ好きな猫チャンは今日も見ているだけかぁ〜?」

揶揄う様にそう言いながら、俺の腹に触れる。鏡花の触れ方は大体決まっていて、指先から触れて、次に掌全体を乗せる。それから肌感覚でも確かめる様に滑らせる。ペタ、ペタ、ペタっと俺の身体の輪郭でも確かめる様に、肌をなぞる。

何が楽しいのか。女という生き物は接触を好む生き物だと存じているが、俺にはその気持ちが理解出来ない。何とも意味の無い行動に思えてしまう。

「そう言いうお前はお前は触るの、好きだよな」

「確かめたいんだよ。こんな薄い肌に肉が着いてるのか、内蔵が詰まってるのか。君、病弱だからさぁ」

そう言いながら指を滑らせて、くびれに触れて来る。幼子を持ち上げるときに触れて来る部位だった。そうして感触を確かめた後、じっと自分の指を見た。

「やっぱ薄いわ。男の体って、皆そうなんかね?」

知らねぇよ。同性同士で抱き着く事は疎か、素肌をジロジロ見るのは不躾だろ。

ただそう言われると、らしくなく此奴の身体に触れたくなった。此奴と同じ様に指先から触れて、次に全体の掌を乗せる。そうして同じ様に手を滑らせた。

「おお。今日はやる気」

触れた女の肉はひんやりとしていた。全体的に肉付きが良いから、指と指の間に肌が吸い付く。厚みを確かめる為に押すと、弾むような手触りが指の隙間を通じて伝わって来る。

「内蔵押されてるって感じ。心配しなくても全部脂肪じゃないからね。ふふ……はぁ……」

その感触は何時も俺が座っている座布団の感触と同じだった。酷く柔く、接触した場所を包み込むような独得の柔らかさがあった。

人から触られるのは嫌いな癖に、自分では触るんです。

多分、予測出来ない刺激が駄目。

びっくり箱開けた時の様な不快感がある。

情報処理に時間が掛かってる感じがする。


瑠衣も諭羅も触られるの駄目なタイプ。

瑠衣は意味を感じないから。

諭羅は*潔癖症だから。

*自分以外の何かを自分の中に入れたくないって事。


でも鏡花は触るんですよ。

なんて言うか、人との接触に飢えてるからってのもあるけど、多分二人が心配で。

強い様で脆い。気が付いたら死んでしまいそう。

そんな風に思ってそうだから。


だからこうやって肌全体に滑らせる様に触るのは、輪郭を確かめる様に触れるのは、生きてるか確認している為だと思います。

内蔵が入ってるか、厚みはあるか、体温はどうか。

そうやって多分、確認してる。


人と肌って、意外と冷たいんですよね。触るとひんやりしてる。押すと弾力がある。そうすると、内蔵に当たりそうになる。

そうやって『生きてるか』確かめる。


眠いね。何か違うこと書いてそう。

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