ユメのかたち
夢の国DREAM某所
なんじゃこれは。
光が、光の力が散っていく。
こんなことは光之古書には書いていないぞ、なぜ石化が解けている?
知らせなくては、わあぁ!消えた?
女王様マジカルステッキとプリキュアカードの石化が解けて、消えたと遺跡の管理人が申しております。
石化が解けた?嘘をつくな、この国を救った英雄クロエさえもあの石化は解けなかったのだぞ。
そのような事を言われましても!
遺跡の管理人をここへ。
女王様ゲルドです。
ゲルド、ステッキとカード石化が解けたと言うのは本当か。
本当です。予想ではありますが光之戦士の誕生かと。
光之戦士とは何だ。
プリキュア力を受け継ぎし者です。
ところでステッキとカードはどに?行ったか分かっているのか!!
こことは違がう場所で地球という場所です。
地球にミルルを向かわせろ!
そのころ…
夢、夢、夢か~、将来の夢なんて分からないな~だってなりたいものにはなれないもん。
ふと昔のことを思い出す。小学校三年生の時、将来の夢の発表会で、笑いものにされた記憶。
次四月一日 日彩さんお願いします
『三年二組四月一日 日彩私の夢
私の夢は誰かを助ける、プリキュアのようなヒーローになることです。
理由は、プリキュアはかっこよくてかわいくて、皆をえがおにするからです。』
誰か四月一日さんに質問ある人いますか?
『「四月一日ちゃんって本当に夢見がちだよね。」
「プリキュアなんて一年生で普通見なくなるよね!!」
「四月一日さん助けて~って言ったら助けにきそう!」「うける~!!」
「四月一日って子供っぽいから、好きになるやつとかガキだろ!」 「それな、そうだよな!」「吉田告白して来いよ」「いやに決まってんだろ」「太清が行けよ」
「かわいくないのにばかみたい!!」「それは言いすぎだよ梨乃。」「真実でしょ」
「それに誰も質問言わないし」』
…はい、後藤さん。
四月一日さんはどのシリーズが好きですか?
『え!後藤もかよ! 似た者同士お似合いじゃね』
この時以降好きなものを好きと言えなくなった。
かえろ凛、帰ろっか日彩ちゃん。
日彩ちゃんは新しいプリキュアみた?
凛はみたの? 見たよ!!
新しいのってわんだふるプリキュアだったよね。
うんうん、そうそう。 ここでお別かれだね。
ばいばい凛、ばいばい日彩ちゃん。
夢、夢、夢。
君大丈夫?こんな公園で1人ため息なんて着いて。悩み事かね!まぁまぁとりあえずお菓子食べな。
大丈夫です。
そんで、どうしたの?
それよりも初対面ですよね!なんでそんなこと聞くんですか?
プリキュア好きだと思ったから、その服、オンラインとプリティーストア限定の服だよね。
そうですけど。
そんな感じだよまぁ話したら楽になるからさ、話してよ。
それよりも名前だよね、私は浅井 美幸 見ての通り高校生だよ。 美幸でいいよ!
四月一日 日彩です
日彩ちゃんよろしくね。 こちらこそ。
それで悩み事は何?
将来の夢が見つからなくて。『うわぁ~助けて欲しいミルゥ~〈ドン〉痛かったミルゥ~』痛たた。
日彩ちゃん大丈夫?
人間に見つかったミルゥ~‼食われるミルゥ~‼
食わない食わないから。
それよりあなた誰? うさぎかな?
それっぽいけど違うよ絶対に‼
夢の国 DREAMのアイドル妖精ミルル ミルゥ~
それよりもミルルはうさぎ?
好奇心旺盛すぎだよ日彩ちゃん
うさぎは知らないミルけど 多分うさぎミル
ブラックステッキ 起動…カード、スキャン…カードセット ドリームダーク ひとびとの夢と希望を食らい尽くせ
これがオリジナルモンスターか、すごいな。
かっこいいぜ碧、輝いてるぜ。
ウガァァァ~
キャ~、キャ~<町のみんな>
なにあれ。
あれは、闇の国 DARKNES ミル
あのモンスターはなに。
ブラックステッキの力ミル
それよりも町が破壊されてる助けなきゃ。
日彩ちゃん、止まって 一人じゃ勝てないよ。
それでもやらなきゃ。
ピカン☆<道が光る>
あれは…マジカルステッキ 日彩それを使うミル。
使い方分からない、いや分る。
マジカルステッキ スタンバイ…カード、スキャン…カードセット
ひろがるミライとかのうせい 夢紡ぐ星 キュアフューチャー
ウガァァァ~<ドドドドドッン>
<キュウィーン ドドド…バン>
ここからは私の番だよ。
<キック、パンチ、キック、パンチ、パンチ>
いくよ カード、スキャン…エネルギーチャージ プリキュア マジカルショット
ウガァァァ~、<スッキリ~>
これが私、私がプリキュアになれたんだ。
日彩ちゃんすごい。すごいじゃん。
これがプリキュアの力ミル
おいヤミルあいつらは誰だ。
俺は知らないぜ、碧。
お前が知らなきゃ誰が知ってんだよ。でも、プリキュアみたいだったけど、ありえないな。
碧プリキュアって何だ?
二次元のお気楽ヒーローのことだよ。私は嫌いだけどね。
ミルルはどこか帰る場所あるの?
日彩の家に行くミル
なんで?
日彩がプリキュアの力を受け継ぐものだから一緒に居るミル。
そろそろ帰ろっか、日彩ちゃんまたね。
美幸さん今日はありがとうございました。
気にしなくていいのに。
お母さんただいま。
日彩おかえり、ご飯できてるよ。
鞄おいてくるね。
ミルルおやすみ。
日彩もおやすみミル。
私たちはここから始まるんだ。
あの日見た夢や憧れ、現実とは違う物語に魅了され、変わっていく。
これはプリキュアに憧れた少年少女の物語。