優しい後輩男子は守りたい!
「あっ」
偶然にも、元カレとエレベーターの中で一緒になってしまった。
「…久しぶり」
「おう…」
気まずい空気が流れる。
「今、何してるの?」
「特には…」
そういう他愛ない会話をしている内に目的の階に着いた。
「この後、時間があればご飯でも…」
「悪いけど、もうあんたと一緒に何かする気はないから。それに、新しい彼氏いるから。それじゃ。」
「そんな…」
これで、あの男とも会わなくて済む。
私には、新しい彼がいるから。
「ただいま。」
「お帰りなさいっ!」
そう、私には年下の彼がいる。
可愛くて、とても癒されている。
「君の好物のハンバーグ作ったから、冷めない内に食べよ!」
「うん!」
ああ、癒されるなぁ…
「どうしたの?」
「ううん、何でもないよ!」
お酒が進み、思わず今日の出来事を話してしまった。
「実は、職場で元カレに会っちゃってさ?」
「え…?」
「でも、偶然だよ?偶然エレベーターで会ったんだけど!」
「そうなんだ…」
「それで、ご飯にも誘われて…」
「…今、その話聞きたくないから早く食べちゃって?」
「わ、分かった…」
(なんか、怒らせちゃったかな…)
「お風呂、沸いたから先に入っていいよ!」
「はーい!」
「あの、さっきの話なんだけど…」
「聞きたくないって、言ったよね?」
「最後まで、聞いて!」
そう言って、私は起きたことを話した。
「だから、その…」
「そっか、ごめんね。」
「え?」
「僕の早とちりだったみたい。」
「ちゃんと、説明出来たら良かったんだけど…」
「大丈夫。先輩は悪くないから。」
「うん…」
「でも、その元カレはどうにかしないとだね。」
その言葉に、恐怖を覚えたが彼が元カレに直接、2度と会わないように伝え事なきを得た。
「これで、誰にも邪魔されずにお付き合い出来るね!」
「そ、そうだね…」
もしかしたら、とんでもない男を彼氏にしてしまったのではないかと思う、主人公であった。




