表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

起床

ぱっと思い浮かんだ話なので右往左往蛇足矛盾が起きるかもしれませんが

優しく見守ってください…w

目覚めると知らない丸太の天井があった

天井だけじゃない壁も窓から見える風景、家具からなにから初見のものだった

作りからしてログハウスの一室だろうか

ただ見覚えがあるのは着ている寝巻きだけだった

見知らぬベッドの上で頭の中がパニックになりながらもスマホを探したがない

そこで頭の中によぎった

「拉致られた?…いやまさか追い出された…?」

大家からではない実の親からだ…

動画サイトで俺のようなニートが親の依頼で家から追い出す業者があるのは知っていた

そしてそれを知ってビクビクした時期もあったのだがネットに疎い親だ…大丈夫だろうと自分で言い聞かせていた

俺の親は晩婚だった。そのため他人から見たら孫とも思われてもおかしくなかった

確かに一人息子の俺には大抵の要望には答えてくれた

ゲームがほしい、習い事やってみた、遊園地に行きたい

今思えば子供の時の方がアクティブだったな・・・

しかし今の俺はアクティブからかけ離れている

学生時代はこうではなかったのに…

今の俺になった原因は就活とネットそして…効率重視だ

数社受けただけで内定もらえた秘訣を教えてやる、こういう業界には気をつけろ

などから始まり就職した後の事を考えパワハラ上司や同僚、後輩の行動でクビになった内容のスレや動画を何日も何日も見漁った

そしてそこから効率重視で考えたのがニートだ

仕事上の評価もストレスもない、家は親の持ち家いずれ俺が相続するだろう。

そして今の俺には物欲があまりない、欠点としては親から働けと言われる事だがいずれ諦める。これなら親の金と遺産最悪ナマポがあると思っていたのに…


ハァ…とため息をつく

ネットで50、60でもニートできるやつがいるってのに…と思ったがこうしてはいられない。なにか情報がほしい…じゃないと効率よく動けない

ベッドから出る、そして部屋のドアを静かにゆっくり開け廊下の様子を伺う事にした

キィィ…ドアの音が廊下に響く…誰もいない…

すると階段を高速でドンドン!音を鳴らしながらマッチョな男が駆け上がってきた!

やばい!即座にドアを閉めた!が!瞬時にドアが再び開き、さっきのマッチョが元気な大声を上げた

「やぁ起きたんだね!城戸川考進きどがわ こうしん君!おはよう!!!!!」

そんな大声をしなくても聞こえるってのに…と無言でそのマッチョ(糸目)を目視しているとまた大声で

「ハハハ!!すまない戸惑ってしまうよね!!私はここを管理している大山清太おおやま せいたと言う者だ!!考進君の今の状況を知りたいだろ?だったら付いてきてくれ!みんなが揃ったら話そうと思っていてな!実は考進君が起きたのが最後だったのでね!」

…みんな?俺みたいなのが他にも…?

「さぁ!さぁ!大丈夫だから来たまえ!」

バンバン背中を叩かれながら部屋を出された

「わかった!わかったから背中を叩くな!」

そのマッチョと階段を降りていくとテーブルに男が4人座り、カウンター越しに座ったショートカットのメガネを掛けた女の人がおはようっと笑顔で手を振っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ