悪癖その2:ひとの顔をおぼえない
誰だっけ?
ひとの顔をおぼえるのが苦手です。
いや、薄情者だからすぐ忘れてしまうという意味でもなく(否定はしませんが)。
むしろ、その都度おぼえようとしていないのです。
視力がよくないので、あまり顔をまじまじと見ないせいもありましょう。
ですが、それ以上に。
他人の顔をなんとなく見てはいるものの、きちんとパーツのかたちや配置を「把握」して見ていないからだと思われます。
ほら、「○○注意!」なんて張り紙してあっても。
たとえ、その紙が目にはいったからといって。ちゃんと読まずに、視界におさめたままスルーしてしまうこと、あるでしょう?
ちゃんと、書いてあるのに、なんで読まないの?!
責められますよ、責められます。
でも、目にはいる字を、すべてちゃんと読むわけでもないんですよね。
それを、注意不足となじられることはあるにしても。
他人の顔もそう。
出逢い、知り合ったからといって、そんな全員の顔を。いちいち、きちんと「把握」しているわけではないんですよ。
そして、きちんと「把握」していなければ、きちんと「記憶」もできない。
顔を忘れたのではなく、そもそもちゃんとおぼえてない。
ひとの顔をおぼえられない私は名探偵にはなれないなあ、なんて考えながら。
顔のパーツのかたちや配置を、ちゃんとそのつど「把握」するようにしよう。——なんとなく顔を見るだけでなく。
洋画や、海外ドラマの途中で、登場人物が誰が誰だかわからなくなるたび。
私はそう悔い改めようとします。
つぎの洋画や海外ドラマこそは!
★私の悪癖その2
:出逢い、知り合ったひとの顔を、おぼえるどころか、きちんと把握すらしていない
そのせいで、ちがうひとをおなじひとと、勘違いすることもよくあります。