いざ!入学
なんだかんだあって今日は入学式。
校長先生の全く頭に入らない話を聞いた後、早速授業が始まった。
教室に入ると僕は驚いた。
1クラスなのだが、僕を含め5人しかいなかった。
最初の授業が始まった。
やる気が出なかったがとりあえず真面目にやることにした。
担任の先生は今生先生だ。
「これからテストを始める!」
なんていきなり言ってきたもんだからすごく驚いた。
そこで僕は
「なぜ入学初日にテストをやるのですか?」
と聞いたら、
「お前らのランクを決めるためだ!」
『ランク?』
みんな同時に首を傾げた。
「ランクにはEからSがある。強さの基準だ。大抵の魔法使いはEかDから始まる!」
なんか分かった。
どうやら勉強ではなく魔法や運動能力らしい。
「授業には実習もあるからな。強さに合わないランク付けをされると困るだろう?」
ということで今テストをしている。
運動はできたのだが、案の定魔法はできなかった。
クラスメイトはすごい魔法を使っている。
情けなくなった。
テストの結果が返された。
クラスメイトはEとかDだったが僕だけCだった。
先生曰く魔法ができなくても魔術具でなんとかなるらしい。
それを聞いて僕は安心した。
するとクラスメイトの一人の栗毛の男の子が近づいてきて、
「お前強いんだな!おれ仲南 暁斗ていうんだ!よろしくな!」
と言ってきた。
一瞬戸惑ったがすぐに
「うん!よろしく!」
と言った。
友達が一人出来た。
しばらくして先生が
「明日は早速実習があるからなー早く帰って寝るんだぞー」
といった。
「はーい!!」
と僕と暁斗は元気よく答えた。