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いままで

ベルバルト村に小鳥遊 勇という男の子が生まれた。



その子、つまり僕は幼少期はすくすくと成長した。そしてもう12歳になり、ベルバルト魔法専門学校に行く日も近づいてきた。


そのため、僕はかんたんな魔法を試してみることにした。




最初に周りの友達みんなできている発光魔法を試してみた。しかし全くできなかった。一週間経ってもできなかった。そして僕はお母さんに相談した。それはおかしいと、心配したお母さんは、病院へ連れて行ってくれた。




病院の診断で僕はありえない事実を知らされた。

魔力が全くないというのだ。

強い魔法使いを目指していた僕は絶望した。




帰ってからのお母さんの第一声は


「ごめんね」


だった。

お母さんは悪くないのに と言おうとしたが声が出なかった。

その日はたくさん泣いた。



次の日僕は自分にできることはないか試してみた。すると今まで運動をあまりしていなかった僕は気づいた。

自分の身体能力がなかなか高いことに…





つづく

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