2/3
いままで
ベルバルト村に小鳥遊 勇という男の子が生まれた。
その子、つまり僕は幼少期はすくすくと成長した。そしてもう12歳になり、ベルバルト魔法専門学校に行く日も近づいてきた。
そのため、僕はかんたんな魔法を試してみることにした。
最初に周りの友達みんなできている発光魔法を試してみた。しかし全くできなかった。一週間経ってもできなかった。そして僕はお母さんに相談した。それはおかしいと、心配したお母さんは、病院へ連れて行ってくれた。
病院の診断で僕はありえない事実を知らされた。
魔力が全くないというのだ。
強い魔法使いを目指していた僕は絶望した。
帰ってからのお母さんの第一声は
「ごめんね」
だった。
お母さんは悪くないのに と言おうとしたが声が出なかった。
その日はたくさん泣いた。
次の日僕は自分にできることはないか試してみた。すると今まで運動をあまりしていなかった僕は気づいた。
自分の身体能力がなかなか高いことに…
つづく