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第二話 目覚め

「……ん? ここは?」


 目を開けると、そこは近所の公園のベンチだった。

 なんでここに……?


 周りを見回してみると、子供たちが遊び周り、その保護者達が談笑しながら見守っている。

 あれ? でも何だか違和感が……。


「……遊具が新品だ」


 子供たちが遊んでいる滑り台が、新品のようにきれいだった。

 その他にも、鉄棒には錆がないし、ブランコも塗料がきれいに塗られている。

 

「あのブランコには、俺がふざけて塩水をかけた。そのせいで錆が目立っていたはず……塗り直したのか?」


 そんなことを考えていると、子供が蹴ったボールが飛んできた。


「あ、おーい! こっちだー! パス!」


「あ、あぁ。うん」


 ベンチから降りて、ボールを返そうとすると、何だか違和感がある。

 なんだ? ボールが大きい……?


「おーい! こっちだってー!」


 少しボーっとしていると、催促の声が聞こえる。

 とりあえずボールを返さないと。


「あぁ、今返すよ!」


 ボールを拾い、投げようとすると、気づいた。

 ん!? 背が低い!? それに手も小さい!


 投げたボールは相手に届くまでもなく、手前にストンと落ちた。


「おい、ちゃんと投げろよ」


 悪態をつきながら、ボールまで走って取りに来る少年。


「……悪ぃ」


 だが、そんなことも気にならないぐらい男は戸惑っていた。


 背が小さい、さっきの子供と同じぐらいの目線の高さだった。それに手も、ボールをつかめるくらい大きかったのに、小さすぎる。

 いったい何が起きてる……?


 ぐるぐると思考を回していると、いきなり声が聞こえた。


『対象の意識を確認。ステータスを表示します』


 すると目の間にディスプレイのようなものが現れた。


ー--------------


名前:番場省吾ばんばしょうご

年齢:6歳

レベル:1


ギフト:ガチャ 


ー--------------


 ……ステータス?

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