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「私が気象予報協会の会長だ! CEと呼べ! CEと!」
気象予報協会の会長室の会長というネームプレートのある机のイスに座る一人の女がいた。気象予報協会の会長は女であった。
「誰に向かって言っているんですか?」
「気にしないで。私も肩書が欲しかったのよ。女魔王、女英雄、女魔法剣士、女神・・・どうして私にだけ素晴らしい肩書がないの? ということで、女会長、女CEに私は上り詰めたのだ! ははは!」
「声が大きしいし、本当に誰に向かって話しているんですか?」
「ボッキー、そんな冷たいことを言わないで?」
「私の名前はバッキーです。」
「・・・ゴホン。本題に入ります。巨人が現れました。セーラお嬢様・・・いえ、セーラ王妃様から出動命令が出ています。」
「なんですって!? どうしてそれを先に言わないのよ!?」
「あなたが勝手に独り言を長々と話していただけです。」
「もう、この国には戦える人間は私しかいない! 私に任せなさい!」
「それでは頼みましたよ。ちなみに巨人は2体いますからね。」
「2体!? 聞いてないわよ!?」
「言いそびれただけです。」
「いいわ! 女CEの見せ場よ! 戦う女CEの実力をみせてやろうじゃない! 女CE、カトリーヌ、出る!」
「・・・はあ、やっと行きましたか。疲れた。」
セーラお嬢様が、セーラ王妃様になっても、メイドとしてお仕えするので、バッキーの苦労と受難は終わらない。それにしても、カトリーヌは相変わらずうるさい女であった。
一方、うくぴょんたちは・・・。
「らとぴょん。どうやら、ここがお城の中心部らしい。」
「すごい! 私たち潜入に成功したのね!」
「バカ!? 声が大きい!?」
「おまえもな。」
「俺かよ!?」
「ごめんなさい。」
「僕たちは貧しくても、小さな町のままで良かった。そうすれば、豊かになる者も出ず、僕たちは貧しさを極めなくて良かった。自分たちが、可哀そうな人間だと感じずに済んだんだ。」
「そうだ。俺たちは可哀そうなんかじゃなねえ!?」
「そうよ。可哀そうじゃない。私はカワイイ。」
「分かった、分かったから静かにしろ。儀式に入るぞ。」
「おお!」
僕は、こいつらを一緒に連れて来たのは失敗だったと感じていた。だが今更やめる訳にはいかない。
「いでよ! 僕のサイコロ!」
僕は黒いサイコロを呼び出した。
「僕は、この国を滅ぼす。サイコロよ。僕の意志の目を出してくれ。それ!」
僕はサイコロを振った。
「何が出るかな? 何が出るかな? ヤッホー! ヤッホー!」
らとぴょんとぱこぴょんがサイコロを振った時のBGMを歌ってくれる。やっぱりこの二人は僕の仲間だ、友達だ。
「出たか!?」
サイコロの目は・・・。
「イチニサン城に毒が撒かれて、人の住めない、人の近づけない毒の城となる。」
「毒の城?」
「何か来るぞ!?」
この世界はサイコロの目が絶対である。サイコロが黒く光り輝く。何か黒い光の中から現れる。
「我の名前はバジリクス・ガス。」
「なんだ!? こいつは!?」
「蛇の化け物!?」
「バジリスク・ガス?」
現れたのは毒の神バジリスクだった。毒ガスの神がいないので、バジリスクの毒ガスバージョンである。
「黒いサイコロの主よ。おまえの願いを叶えてやろう。」
つづく。




