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ESF 楽しい・サイ・ファン  作者: 渋谷かな
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「あの悪魔カトリーヌ・ねこぴょんの親衛隊長!?」


私の名前が、ころぴょんに決まったのも、伝説の英雄カトリーヌ・ねこぴょん様と同じカトリーヌだったから。恨む理由は十分だ。


「そうなんだ。カトリーヌ・ねこぴょんの親衛隊長だったんだ。しかしオヤジたちの奇襲に合い、カトリーヌ・ねこぴょん隊は全滅。私の妻も捕まり奴隷生活をおくっていたんだ。そこで妻と知り合ってね。少し精神を病んでいるんだ。」

「おめでとうございますと言っていいような、悪いような。」

「気にしないでくれ。私は幸せに暮らしているんだ。子供にも恵まれたしね。」

「良かったですね。」


そして話は本題に入る。


「今回、君たちの来た目的は、サンの町の征服かい?」

「はい・・・そのつもりでした。」

「でも、ライト・レフトさんを見て、考え方が変わりました。」

「征服ではなく、共同開発でいかがでしょうか?」

「共同開発?」

「はい。限られたイチニサン地方の土地で小さな町が3つあるのではなく、大きな街を1つ作ったらいいんじゃないかって思います。」

「街を作るというのかい!?」

「はい。海もあり、既に豊かなイチの町を城下町にして、二の町か、サンの町の辺りにお城を建設したらいいのではないかと思います。」

「はっはっは! スゴイね! 君たちの発想は! 素晴らしいよ! 是非とも私たちの町も協力させてくれ!」

「ありがとうございます! ライト・レフトさん!」

「良かった! これで街作りが捗るわ!」


こうして、話がまとまり僕たちは二の町へと帰ろうとした。


「ありがとうございました。」

「また構想を練って、すぐに来ますね。」

「ありがとう。楽しみに待っているよ。」

「さようなら。」


その時だった。ドン!!! っと大きな音がして大きな影がサンの町を覆いつくす。


「な、なに!?」

「あれを見ろ!?」

「ガオオオオッ!」

「キャアアア!?」


大きな魔物が現れた。魔物は巨大なゴーレムだった。一歩、歩くだけで地面が地震のように揺れる。


「ライト・レフトさんは町の人々の非難を! 僕たちはあいつを倒します!」

「分かった。君たちを信じる。」

「ありがとうございます。」

「行くわよ! さいぴょん!」

「おお!」


こうしてライト・レフトさんは町の人々の避難誘導に向かい、僕ところぴょんはゴーレム退治に向かう。


「意外にライト・レフトさんは、いい人だったわね。」

「そうだね。奥さん、子供もいるしね。」

「とても悪いことをしていた親の息子とは思えないわ。」

「町の人々も信頼しているみたいだし、きっと良い関係が誓えるよ。」

「そのためにもあいつを倒さなくっちゃ!」

「おお!」

「気象予報士の本領を発揮してやる!」

「こ、こわ~。僕がサイコロを振れば一撃で終わるのに。」

「私の出番が少ないとファンから苦情がくるわよ!」

「どこにファンがいるの?」

「お黙り!」


こうして僕ところぴょんはゴーレム退治をすることになった。


つづく。

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