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ESF 楽しい・サイ・ファン  作者: 渋谷かな
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「騙したな!?」

「罠だ!? 罠!?」

「俺たちは殺されるんだ!? 最後に家族に会いたかった!?」


ライト・レフト兄弟の救助隊の隊員は天に向かって叫んだ。自分たちの死を覚悟している。


「ストップ!? ころぴょん!? ストップ!?」

「止めるな! さいぴょん! ここは私の感電死サンダーの一撃で仕留めてみせる!」

「ええーい! それをやめろと言っている!」


止まらないころぴょんに怒った僕は心のサイコロを振った。


「何が出るかな? 何が出るかな? ヤッホー! ヤッホー!」


サイコロの目は・・・。


「動きを止める影縛りのシャドー!」


ころぴょんとライト・レフト兄弟の救助隊の隊員の影が勝手に動き出し、影の主を動けなく縛る。


「キャア!? やめなさい!? ころぴょん!? この影を解け!?」

「なんだ!? 体が動かないぞ!?」

「俺たちは殺されるんだ!?」

「助けてくれ!? 殺さないで!?」

「ふう・・・やっと止まった。」


一先ず、この場を落ち着かせることに成功した。そしてころぴょんとライト・レフト兄弟の救助隊の隊員の紹介が始める。


「この女は、ころぴょん。僕のイチの町の仲間です。決して危険はない、かわいい女の子です。」

「嘘だ。」

「怖い。」

「鬼婆。」

「誰が鬼婆だ!? 離せ!? やっぱり殺す!?」

「暴れないで。で、この人たちはライト・レフト兄弟の救助隊の隊員のみなさん。」

「救助隊?」


ここで始めて、元気に動いていた、ころぴょんの動きが止まる。


「よく聞け、ころぴょん。この人たちの話によると、ライト・レフト兄弟の悪かった親世代は死に、息子さんがトップになっているらしい。その息子さんは、良い人で困っている人を助けているそうだ。分かったか?」

「分からない。」

「なんで?」

「だって、親が悪くて、人の恨みを買っているのに、息子の代になったから、恨みを忘れろっていうのは、調子よすぎない?」

「そ、それは・・・。」

「殴られた方に、殴り返させないで、仲よくしようっていうのは無理よ!」

「んん・・・なんも言えねえ。」


僕はころぴょんの意見が最もだと思ったら、何と言っていいのか分からず、黙り込んでしまう。


「違うぞ!」

「え?」

「それは違うぞ!」

「聖騎士様!?」


そこに颯爽と現れたのは、ライト・レフト兄弟に苦しめられていたと思われ、ニの町の人々を可能な限り守り続けてきた聖騎士様だった。


「私たちは許している。本当に苦しんできた人々は、もう許しているんだ。」

「町を滅ぼされたのに許す!?」

「そうだ。私たちは復讐することよりも、今日を生き抜くことに精一杯で、ライト・レフト兄弟に仕返ししようなどという気持ちは忘れていた。また争いが始まり、多くの人々が傷つくのなら、復讐なんか、しても仕方がない! 我々が望んでいるのは平和だ!」

「平和!?」

「ラブ&ピースというのか!?」

「神だ!? あのお方は神に違いない!?」

「そうだ!? 家族で平和に暮らしたいだけなんだ!?」

「戦争なんか大っ嫌いだ!?」


聖騎士様の想いは、僕ところぴょんの心を動かした。さらにライト・レフト兄弟の救助隊の隊員の心まで掴んでしまった。


「一緒に来てくれないか?」

「え?」

「俺たちのサンの町へ。」

「サンの町!?」


僕たちはライト・レフト兄弟の救助隊の隊員から、ライト・レフト兄弟の本拠地、サンの町に招待されるのだった。


つづく。

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