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#000「三人寄れば」

「この抹茶大福、美味しいわ」

「甘すぎないところが良いな」

「好評で、何より」

「さて。糖分を補給したところで、今日の原稿を考えましょう!」

「待て、黛。山内が、まだ食べてる」

「気にしなくていいよ、五十嵐くん。黛さん、話を進めて」

「あたしからの情報は、食べ物に関して。さつまいもを使ったスイーツが、コンビニで次々と発売されてること、お醤油や小麦粉みたいに、冷暗所で保存と書かれてる調味料や食材は、野菜室で保存すべきだということの二点よ」

「食いしん坊バンザイらしい情報だな」

「食欲旺盛なのは、悪いことでは無いと思うよ」

「大貴の言う通りよ。筋肉バカに、とやかく言われる筋合いはないわ」

「誰が筋肉バカだって?」

「まぁまぁ。――僕からの情報は、健康に関して。手早く汗を引かせるには、濡らしたタオルで首の前側を拭うと良いということ、お尻や足をドライヤーで温めると、むくみや冷え性の改善に繋がるということ、足の爪を短く切りすぎると深刻な病気になる可能性が高いということの三点だね」

「健康というより、美容に近いわね」

「相変わらず、女子力の高いことで。――俺からの情報は、日本の給料水準は、世界的に見て、それほど高いものではなくなってること、名古屋のサッカー・チームが降格の危機にあること、イタリアの地震で多くの観光客が瓦礫の下敷きになってしまったことの三点だ」

「暗い話題だね」

「そうね。――はてさて。この八点を、どう繋げたものかしら」

「秋が近付いてるということで、まず、黛の話から始めるのが妥当だろうな」

「それで、そのあと、そうは言っても、まだまだ暑い日が続くということで僕の話に繋げられそうだね」

「でも、そうすると最後が暗い話で終わるわね」

「それなら、先に俺の話を済ませるとするか」

「そうだね。硬い大きな話から入って、身近な話で終わるのが良さそう」

「決まりね。それじゃあ、今日も張り切っていきましょう!」

「わ! もう一分前じゃないか」

「ギリギリ・セーフだね」

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