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前提
幽霊を信じるかどうかはその人しだいである。
私は信じる、と言ってる人は強烈な経験をした人がほとんどだろう。俗に言う超現象というやつだ。
そして私もその一人なのである。
しかし、経験だけで物事を判断するのは危険である。天動説のような理論が正にその実例だろう。
よって、私は幽霊を語る時は幽霊の定義を広げるのだ。
幻覚であろうと錯覚であろうとそれが何かの形、特に人型の場合は幽霊と呼ぶ。これが私の幽霊の定義である。
しかし、幻覚や錯覚は幽霊ではない、と言う人もいるだろう。なぜなら、幻覚や錯覚は現実に起こってることではなく、脳が勝手に創り出したものだからだ。確かに私はこの意見を完全に否定することはできない。
だが、そんな意見をもっている人に問おう。現実と幻覚の違いはなんだろう。現実だと思っていても夢かもしれない。
だから、私は私の認識できる全ての世界を現実だと思っている。
これは、そんな考えをもっている私の物語である。