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詩集

アンチテーゼ・ジャック

作者: 蒼山詩乃

思考の味にも 飽きてきた頃だ

慰められても ただ笑えて行けるほど

そんな価値も余裕もないんだ


そう、ゆっくりと 合わせてくる音波

右から左へと ただ流れていくだけだ


御終いも始まりも 麻酔を打つ感覚

感情の羅列さえ 在り来りな目眩しか来ない


雨が降る街の中で 感傷ぶって真似事

飾ってゆく形容詞も 固有名詞の存在も

純粋に、いらないよ


ただ 


すべてのことを自慢げに話して

何をしたかったのかを投げてこないで

爪をかじることの最低限な奇跡も

もはや存在も空気と化してる


単純計算にも 飽きてきた頃だ

慰められても ただしぼんでゆく花のように

虚しさもまだ漂ってこないんだ


そう、ゆっくりと合わせてくる音波

左から右へと 忙しなく動いているだけだ


味気ない焦燥感 劣化してゆくリズム

拾い集めてもバラバラになるletters

間奏の嘘 吐き出しても

純粋に、いらないよ


ただ


小さく刻み込んだ景色さえ

なくしてしまうようなアンチテーゼの塊

爪をかじることの最低限な奇跡も

もはや存在も空気と化していて


与えられたままの小さな命

それすら忘れ去られてゆく存在証明

在り来りな目眩も限界を超えて

世界の隅っこで笑おうか

なんかまともなことを言ってそうで全然違います。letterは日本語で手紙とかがありますが、それ以外にもあるんですよね。三週間前に知りました。

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