表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

171/238

たまたま異世界に足を伸ばしたら大日本皇国出身の萬屋商会の影澤兄妹に会うなんて無数に異世界があっても世間はやっぱり狭いのだろうか?

 しばらく街を散策していた無縫達だったが、無縫が見知った二つの顔を見つけて足を止めた。


 一人は灰色のハンチング帽に同色とコート、大きな鞄という行商人の格好をした黒髪糸目の青年だ。

 会って会話しても記憶に残らないような、不思議なほど存在感を持っている……が、胸元に「清潔な香りの全愉快フェーズ」と意味不明なコピーが入ったTシャツを着て、首からハーモニアを掛けているなど変なところで目立っていたりする。

 目立ちたいのか目立ちたくないのかよく分からない雰囲気なのは相変わらずだ。


 もう一人は青年の妹なのだろうか? 灰色のハンチング帽子に同色のコート、大きな鞄と全く同じ装いをしている。

 髪は帽子にすっぽりと髪が収まっている青年とは異なり肩まで届くほどであり、目鼻立ちも青年と違ってはっきりとしている。

 その美しい顔は一度見たら忘れることはないだろう。


「お久しぶりやで。いつも当店をご贔屓にしてくださりおおきにな」


「お兄様、初対面の方も何人かいらっしゃるようですよ」


「そうやな、ほな、ご新規さんには名乗っときまひょか。どーも、歌って踊れてベタも塗れる萬屋商会商会長の影澤(かげさわ)照夫(てるお)っちゅう者や。萬屋商会はマッチから反物質爆弾までなんでも取り揃えとります。どうぞご贔屓に。あっ、こっちは妹の悠里(ゆうり)、仲良うしたってや」


「初めまして、影澤悠里と申します。兄共々よろしくお願いします!」


 反物質爆弾という平和とは対極のある単語を聞いてサクラは身構え、タタラとスノウを守ろうと庇うように立つ。


「そう脅かさないであげてください。……他の従業員の皆様は、いらっしゃらないのですね」


「何を勘違いしとるか知りまへんけど、ウチの従業員は自分と非正規雇用っちゅうか、勝手についてきとる妹と、後はアルバイトのchaton……木天蓼(またたび)猫美(ねこみ)くらいやで。他の仲間みたいな関係の奴らは悪友みたいな感じでうちの事業には関わってへん」


 ちなみに、木天蓼(またたび)猫美(ねこみ)――本名夏梅(なつうめ)猫美は照夫が異世界で出会った少女だ。


 夏梅グループと呼ばれる大財閥の令嬢で、創始者の夏梅次右衛門(じえもん)の孫娘にあたる彼女は次右衛門に溺愛され、家族と幸せに暮らしていた。

 将来は娘婿で現在会長職についている夏梅猫美の父親が夏梅グループを引き継ぎ、更に盛り立てていくと、明るい未来が必ずやってくると誰もが信じていた。


 中高一貫のお嬢様学校に通い、悠里との出会いもその中高一貫校だった。兄の援助があって有名お嬢様学校に通うことができていた悠里から話は聞いていたが、まさか異世界で話を聞いていたクラスメイトと遭遇することになるとは流石の天才・照夫も想定していなかったようである。


 異世界にたった一人召喚されていた彼女は照夫の協力を得て地球に帰還した。

 しかし、その時には祖父は他界しており、祖父の権力が弱まったタイミングで夏梅グループに古くから仕え、大きな力を持っていた番頭の男が暗躍を開始――次右衛門の娘である母に近づいた番頭の男は父の目を盗んで何度も母を抱いた。

 最初は拒絶していた猫美の母も、いつしか番頭を心から愛するようになってしまい、母を寝取られた父は夏梅グループでの居場所を失い、番頭との不倫を見せつける母からの拒絶の言葉がトドメとなって猫美の父はその絶望から自殺、こうして元番頭の天下が訪れた。

 その番頭は贅沢三昧。猫美の母を正式に妻にしつつも、同時に大量の愛人を抱え込み、ハーレムを築き上げた。


 猫美が異世界から帰ってきたのは文字通り全てが終わった後だった。

 母が番頭に心を許した理由の一つは、猫美という縋るべき縁がいなかったことかもしれない。祖父と娘という精神的な支柱を失い、それを夫だけでは支えきれなかったのだ。……まあ、とはいえ最終的に退廃と快楽と堕落の道を選んだのは猫美の母であり、その結果、白百合の如く讃えられた彼女が見る影もない一匹のメスに成り下がったのも偏に自分自身の責任でしかないのだが。


 ようやく帰ってきた大好きだった筈の娘に興味を示さず、下品なメスの顔をして他の女達と共に元番頭にしなだれる母。

 そして、猫美のことも毒牙にかけてハーレムに加えようとする番頭。


 そんな地獄を前に猫美は悲しみと恐怖を抱えて逃げ出した。

 照夫と悠里に助けられてからもしばらくは絶望に打ちひしがれていた。……まあ当然のことだろう。ずっと地球に帰りたいと願い、ようやく叶った先に待ち受けていたのが大切なものが全て粉々に崩れ去った世界だったら誰だって絶望する。これならば、まだ何百年もの先の未来で全く誰にも会えなかった浦島太郎のような人生の方がマシだったかもしれない。


 とはいえ、照夫や悠里達とのなかなか濃い生活を送る中で精神が鍛えられたのか、将又日にち薬が効いたのか、悠里は箱入りのお嬢様だったという事実が嘘に思えるように金に汚く図太い性格になった。木天蓼猫美と名乗り出したのもこの頃からである。

 元番頭達が酒池肉林の末に資産を食い潰して経営破綻し、その果てて元番頭とハーレムの女性達が仲違いをして元番頭が殺害され、これまで贅沢の限りを尽くした母達がそのまま坂を転がるように更なる破滅の道を突き進んでいったと知った時はお嬢様・夏梅猫美だった頃には絶対にしなかった口調で絶対に使わなかっただろう言葉――「ざまあみろ、ですにゃ」と口にして悠里を戦慄させていた。


 その後は、かつて祖父が飼っていた大好きだった猫に肖って猫耳をつけ、萬屋商会のアルバイトを名乗っているようである。

 社員が実質的に三人しかいないため照夫達とは別の場所で商いをしているのかもしれない。


「……まあ、照夫さんの本業って恐らく投資ですから事業の利益はあんまり関係ないんでしょうけどね。寧ろ、政府の人間としては裏の世界とパイプを持ち……というか、裏の世界の重鎮の一人みたいな立ち位置にいる貴方の存在が恐ろしいです」


「それを言うたら百合薗の嬢ちゃんの方が恐ろしいやろ」


「それについては同意見ですね。本来ならば、あらゆる分野で天賦の才能を発揮し、バイトで溜めた二十万円を元手に株式投資を始めて億単位の資産を稼ぎ、悪友達と共に本職の諜報員顔負けの情報収集能力を持つ化け物、そのくせ謎の阿波踊りのような拳法と鋼糸を駆使して戦闘までこなすという、天が二物以上を与えたってよりも一人だけギャグ時空から来たと表現した方が的確そうな化け物の貴方とは敵対したくありませんが……」


「……えげつないこと言わんとくれまへん」


「正直、百合薗圓さんの方が苦手です。なんというか、本能的が警鐘を鳴らすんですよ。あの人には近づいてはいけないって。……まあ、あの方が作るゲームは普通に好きですし、ファンですけどね」


 「まあ、確かに恐ろしい人だと思いますけど……そんなに本能的なレベルで怯えるって何かもっと別の理由があるんじゃないですか?」と無縫が抱く異常なまでの恐怖に首を傾げる悠里。

 とはいえ、こういった話は確かめる術がない。あんまり触れるべきではないかと判断したのか悠里は「それより、折角お店に来てくださったのですから何か買っていきませんか?」と無縫達に商品の購入を促した。


「スノウさん、何か欲しいものある?」


「お気持ちは嬉しいですが……いっぱいあって、何が何だか……」


 説明も何もなく無造作に並べられた品々にスノウが困惑顔を浮かべる。

 まあ、マッチ箱からどこで発掘されたか分からない『世界を滅ぼす剣(カリギュ・ド・ノア)』なる禍々しい剣に至るまで雑多に並べられた品々から欲しいものがないかと聞かれても困る者の方が圧倒的大多数だろう。


「ちなみに、オススメって何かある?」


「ほなら、神獣の卵なんてどうやろ。多くの異世界を巡って選りすぐった卵ですわ。天狼(シリウス)とか天翼馬(ペガサス)とか、まあ、色々と。まあ、何が当たるかは分かりまへんけどね」


「さっ、流石にお世話できませんよ! 伝説の神獣なんて!!」


「まあ、俺も無理かな? ヴィオレットとシルフィアの世話だけで大変だし」


「我らはペット扱いか!?」


「……正直、ペットよりタチが悪いと思う」


 ヴィオレットとシルフィアをバッサリ切り捨てた毒舌のタタラに「断固として抗議する!」と声高に叫ぶヴィオレットとシルフィア。

 一方、サクラはというと世界を混乱させかねない代物を平然と商品として販売している危険人物を前に苦虫を噛み潰したような顔をしていた。……異世界で自分の仕入れた商品を販売しているだけなので罪に問える訳でもない。

 それに、神界は基本的に地上への不干渉を方針として定めているため、神界の左近衛大将としてその禁を破る訳にはいかないという問題もある。……じゃあ、右近衛大将はいいのかって? ノーコメントで。


「でしたら、これはどうでしょう? 私達や無縫さんの故郷――大日本皇国の中京都に新しいテーマパークを作るって構想がありまして、その時にお兄様が出資をしたのでお礼として新しいテーマパークに先行で行けるチケットをもらったんたんです。何枚かありますし、そちらをお譲りするのはどうでしょう?」


「あー、東京都と西京都の二大テーマパークに対抗する国産のテーマパークを作るって話ですね。俺も出資してお礼の先行チケットはもらっていますが、ヴィオレットとシルフィアと俺の分を残して後は知人友人……後は政府関係者にばら撒いてしまったので余っているようなら売ってもらえませんか? あのテーマパークは確かに面白そうですし、スノウさんとビアンカさん――お二人とも楽しめると思いますので。それと、タタラさんの分も頂けますか?」


「……いいの?」


「スノウさんもきっと一緒に友達とテーマパークを楽しみたいんじゃないかと思いまして」


「決まりですね! お兄様、いいですか?」


「ん? まあ、ええで。その代わりと言うてはなんやけど、今後とも萬屋商会をご贔屓に。ジブンの住む異世界にも商いをしに行くかもしれへんからね」


「は、はい! その時はよろしくお願いします!」

◆ネタ解説・百七十話

影澤(かげさわ)照夫(てるお)

 初出は『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜』で、同作の登場人物。別世界の彼の活躍は語ると長くなるので、本編を読んで頂きたい。

 基本的には『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記』における影澤照夫とほとんど同じ。異世界で商いをしている点が相違点と言えるかもしれないが、後にアイツならやりそうなんだよなぁ、異世界での商売。

 本作においても本業は投資家であり、理解し難い額を稼いでいる。努力型の天才が多い傾向にある逢魔時作品において唯一といっても過言ではない本物の天才であり、更に言えば前世に秘密があったりする訳でもない、ポッと出のバグみたいな存在である。

 キャラ造形をするにあたり、佐崎 一路氏のネット小説『吸血姫は薔薇色の夢をみる』に登場する影郎と七尾与史氏の死亡フラグシリーズに登場する本宮昭夫から強い影響を受けている。

 天狼(シリウス)天翼馬(ペガサス)の卵のくだりは続編『リビティウム皇国のブタクサ姫』の描写から、ダサいTシャツとハーモニカは明らかに本宮昭夫の影響。


影澤(かげさわ)悠里(ゆうり)

 初出は『元悪役令嬢捜査官ロベリアと相棒リナリアの事件簿〜高慢令嬢から一転推理大好き捜査官になっていた悪役令嬢のロベリアの相棒に選ばれてしまった聖女でヒロインのリナリアはハーレムルートを捨てて難事件に挑む〜』で、同作の登場人物。別世界の彼女の活躍は語ると長くなるので、本編を読んで頂きたい。

 後に『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記』に逆輸入される形で再登場。『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記』の登場人物の関係者ながら別作品が初出となる珍しいタイプのキャラクターである(他に身体臭穢(デルフィニウム)がいる)。

 長らく兄と会っていない『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記』の悠里とは異なり、尊敬する兄である影澤照夫と行動を共にしている。


木天蓼(またたび)猫美(ねこみ)

 初出は『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜』で、同作の登場人物。別世界の彼女の活躍は語ると長くなるので、本編を読んで頂きたい。

 異世界に召喚された点を除けば生い立ちが完全に一致する珍しい登場人物。『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記』において、その悲惨な半生は「【キャラクター短編 木天蓼猫美SS】ミステリアス猫耳少女・木天蓼猫美の半生」において描かれている。

 キャラ造形をするにあたり、佐崎 一路氏のネット小説『リビティウム皇国のブタクサ姫』のシャトンから着想を得ている。なお、この商人と猫の組み合わせは前作にあたる『文学少年召喚』の時代から存在しており、アルフレート=カーンとシャリス=マーガレットの組み合わせも『リビティウム皇国のブタクサ姫』の大きな影響を受けていると言える。


◆キャラクタープロフィール

-----------------------------------------------

影澤(かげさわ)照夫(てるお)(並行世界/大日本皇国)

性別、男。

年齢、三十五歳。

誕生日、七月六日。

血液型、B型RH+。

出生地、西京都堺市。

一人称、自分、ウチなど。

好きなもの、投資、商売

嫌いなもの、特に無し。

座右の銘、特に無し。

尊敬する人、特に無し。

嫌いな人、特に無し。

職業、投資家、萬屋商会社長。

主格因子、無し。


「東京帝国大学の医学部と西京帝国大学の法学部を主席で卒業後、何故か在学中のバイトで溜めたお金を元手に株式投資を始め、数百億を超える資産を手に入れた男。学業優秀なだけでなく喧嘩も滅法強く、阿波踊りのような謎の拳法や鋼糸を使った戦法で戦うこともできるらしい。数百万円はするという『清潔な香りの全愉快フェーズ』と意味不明なコピーが入ったTシャツを着て、首からハーモニアを掛けているという変な格好をしており、商人として活動する際には灰色のハンチング帽に同色とコート、大きな鞄という行商人の格好をしている。黒髪糸目の青年で会って会話しても記憶に残らないような、不思議なほど存在感を持っている」

-----------------------------------------------


-----------------------------------------------

影澤(かげさわ)悠里(ゆうり)(並行世界/大日本皇国)

性別、女。

年齢、二十三歳。

誕生日、八月二十三日。

血液型、B型RH+。

出生地、西京都堺市。

一人称、私。

好きなもの、影澤照夫。

嫌いなもの、特に無し。

座右の銘、特に無し。

尊敬する人、影澤照夫。

嫌いな人、特に無し。

職業、萬屋商会副店長。

主格因子、無し。


「元々は普通の家庭に生まれたが、影澤照夫の援助を受けてお嬢様学校に通っており、木天蓼猫美ともその高校で出会った。卒業後は我儘を言って兄である照夫に同行し、異世界で萬屋商会を設立した後は副社長に就任した」

-----------------------------------------------


-----------------------------------------------

木天蓼(またたび)猫美(ねこみ)(並行世界/大日本皇国)

性別、女。

年齢、二十三歳。

誕生日、三月二十一日。

血液型、AB型RH+。

出生地、京都府京都市。

一人称、ウチ。

好きなもの、金、力、女、永遠の命(この世において絶対の力の象徴。なお、この場合の女とは自分自身の美しさを指す)。

嫌いなもの、不倫、裏切り。

座右の銘、「金、力、女を手にした者が世界の全てを支配する」。

尊敬する人、夏梅次右衛門。

嫌いな人、元番頭、母親。

職業、萬屋商会アルバイト。

主格因子、無し。


「本名は夏梅(なつうめ)猫美。現在はchatonや木天蓼猫美と名乗っている。夏梅グループと呼ばれる大財閥の令嬢で、創始者の夏梅次右衛の孫娘。ハイランダー症候群という奇病を患っていたが、後に仙境を訪れて仙人達を脅し、修仙を経て美しい容姿のまま永遠の命を手にしている。異世界召喚で異世界にいる間に祖父が虚血性心臓性突然死で命を落とし、その隙をついた番頭が母親を寝取って父親を自殺に追い込むという最悪のタイミングで地球に帰還。幸せな生活が破壊されたことに激しい怒りと絶望を覚えるも、夏海グループを乗っ取った番頭からこの世界の絶対的なものはお金と権力と女……つまり、「金、力、女」の三つであり、この三つを手にしたものだけが勝者となることができることを学び取り、新たな人生を歩むことを決めて逃走を図った。その頃からかつての純粋な性格からは想像もつかないほど図太く成長し、母親と元番頭が資産を食い潰して没落したことを報道で知った際には『ざまあみろ、ですにゃ』と性格の悪い言葉を口にしている」

-----------------------------------------------

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ