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休暇中に冒険者ギルドの指名依頼を片付けるって、それって結局休暇じゃなくて仕事なんじゃ……あ、これ気付いちゃダメなやつでした? 気付かなかったことにしておきます!

 ――ジェイドの試練を終えてから三日が経過した。


 幹部巡りを終えたお祝いは「折角ならリリスの魔王の試練突破祝いも一緒にしよう」という話になってリリスの挑戦の翌日まで延期されることとなった。

 ちなみに、魔王軍幹部達には全員に招待状を送ってヴィトニル、イリア以外の面々からは「是非参加したい」という返信をもらっている。

 ヴィトニルは無縫に対抗心を燃やして「施しを受けるつもりはない!」と拒否。イリアは「執筆に専念したいからお祝いの席に参加している暇はない」と彼女らしい理由で参加を辞退した。

 その代わりという訳ではないが、タタラとリリィシアの二人が参加する流れになり、なかなか楽しい会になりそうだと無縫達は期待を膨らませていた。

 

 『頂点への挑戦(サタン・カップ)』の本戦まで時間があるということで、フィーネリアは地球に一時帰国することにしたらしく昨日の夕食後にフィーネリアが保有するマンションに送り届けられている。

 レフィーナは残る白雪とジェイドの試練を突破するためにアィーアツブス区画やキムラヌート区画と宿屋『鳩の止まり木亭』を往復する日々で顔を合わせるのは朝食と夕食の時間くらいになっていた。


 独立国家ロードガオン地球担当第一部隊を人工惑星セルメトに招待する日もリリスが魔王ノワール=ノルヴァヌスに挑む日もまだまだ先で(どちらも昨日の時点で予定日は決定している)、無縫は暇になったこの時間を基本的に異世界アムズガルドの冒険者ギルドの指名依頼の消化に充てようと考えていた。


 しかしその日、無縫が久しぶりにヴィオレットとシルフィアの二人だけを伴って向かったのは異世界アムズガルドの冒険者ギルド……ではなく、大日本皇国の東京都にある小さな一軒家だった。

 無縫の保有する屋敷という表現が似合う豪邸は都内の別の場所にあるが、この一軒家も無縫と所縁のある建物である。

 とはいえ、家の持ち主は別にいて、その人物と無縫の関係はあまり良好とは言い難いため、たまに様子を見にくる程度に留めているが。


「……相変わらず汚い部屋じゃな」


「片付けるのも大変なんだと思うよ? 夜の仕事が忙しいんじゃない? 知らんけど」


「……一応お主の母親じゃろ? まあ、とっくに縁が切れているようなものか」


「子供を産んだだけで果たして親だと言えるのかって話だよね。育ての親って言葉もあるように、血が繋がっていなくても親と子のような関係を結べることもあるし、本当にケースバイケースなんじゃないかな?」


「まあ、なんだかんだいって状況を確認しにくるんじゃから、なんだかんだで無縫は優しいと思うのじゃ。血も涙もないなら切り捨てることもできただろうに……血の繋がっていただけの赤の他人の男のように」


「流石にこんなところで変死をされていたら寝覚が悪いからな。それに、あの人はアイツと違って俺にとっては無害な存在だった。……それに、あの自称父親を殺して件については欠片も後悔していないよ。俺がギャンブルで稼いでいると知るや否やその金は父親である自分に所有権があるなんて都合のいいことを宣うような人間だ。殺されて当然だろ? まあ、そのせいで司法省につけ込まれる隙を作ったのは今考えると悪手だったかな? 証拠は何もないが、俺とアイツが接触していたという情報は司法省に握られている。司法庁長官を傀儡として司法庁の事実上の頂点に君臨している司法庁司法次官の獅子王(ししおう)萬才(ばんさい)、元検事局の検事局長で今は大日本皇国弁護士連合会を牛耳りつつ、その裏では自分の息のかかった検事を検事局長官として残して検事局も実質支配している獅子王(ししおう)冷華(れいか)、最高裁判所長官で『司法界の古狸』の異名で知られる紫香楽山(しがらきやま)秤造(しょうぞう)……あの司法の癌達に知られているというのは厄介だ。裁判所、検事局、警察庁、国家公安捜査局――これらを支配下に置く司法庁は強い力を持っている。行政や立法が脅かされるほどにな。ここらで一度、目障りな癌の一掃と共に力を削いでおくべきだろう」


「理想は元司法庁の解体か……弁護士連合会まで実質支配している今の状況は司法の腐敗そのものだけど、警察、検事局、裁判所の傘下構造の解体と独立ってなかなか大変そうだよね。先が長そうな話だよ」


「まあ、そういうことは大田原さんとか内藤さんとかそういう偉い人が考えることだよ。目的が合致している部分は三人の癌の一掃で完結するし、連中もアホじゃないからこの件はアンダッチャブルな案件だって流石に気づくと思う。司法庁の解体は手伝えることは手伝いたいけど、俺にできることは限られているからね」


 物騒な話をしつつポストを確認し、ヴィオレットとシルフィアと共に手紙の分別や部屋の整理とゴミ掃除を終えた後、溜まったゴミ袋を玄関に運んでから昼食の準備を始める。

 冷蔵庫を確認して「やっぱり食材はないか……」と溜息を吐いて酒とほんの少しのおつまみが入った扉を閉めてテレビを見てダラダラしているヴィオレットとシルフィアを横目に時空の門穴ウルトラ・ワープゲートから取り出した食材でいくつか料理を作る。

 この家で料理を作る時は普段よりいくつか品数が多く、料理の量も少し多めだ。ツンデレっぷりを発揮する無縫にヴィオレットとシルフィアはニヤニヤしていたが、癪に触った無縫に拳骨を落とされて渋々食事を机に運んだ。


 食事を終えて食器を片付けてからあまり物を冷蔵庫に入れ、机の上に(無縫の感覚で)少しばかりの生活費としてお札を何枚か置き、ヴィオレットとシルフィアと共にゴミ袋を持って家を後にする。

 鍵を閉めて家を出たところで、複雑な感情が入り混じった視線を向けられた気がしたが、無縫は気にせずヴィオレットとシルフィアと共にゴミ収集場所へと向かった。



 「久しぶりに自分の家の方の掃除もしないとなぁ……後、ついでにヴィオレットとシルフィアにギャンブルのために持っていかれた非常用の現金も補填しないと……でもヴィオレットとシルフィアがいる状況でギャンブルに行くと絶対面倒なことになるし……何か手を考えないとな」などと考えつつ、結局その日、無縫が自分の持ち家である屋敷に帰ることは無かった。

 宿屋『鳩の止まり木亭』でいつも通り夕食を食べて部屋で熟睡し、翌朝、宿屋『鳩の止まり木亭』でいつも通り朝食を堪能する。


 アィーアツブス区画に向かうというレフィーナと宿のエントランスで分かれ、無縫は寝坊しているヴィオレットとシルフィアを叩き起こしに二人の泊まっている部屋へと向かった。

 ヴィオレットとシルフィアを起こして、二人が朝食を食べ終えるのを待ってから食堂を出て一階の受付に向かう。


「ごめんね、時間が掛かって」


「大丈夫ですよ! 行きましょうか? お母さん、行ってきます!」


「はーい、行ってらっしゃい。無縫さん、ヴィオレットさん、シルフィアさん、娘のことお願いね」


 夕食の席で異世界アムズガルドの冒険者ギルドの指名依頼を消化しに行くことを伝えるとスノウがついて行きたそうな顔をしていたので、ビアンカに許可を取ってスノウも異世界アムズガルドに連れて行くことになった。

 依頼の種類によっては危険なためスノウを連れていけないが、依頼にも様々な種類があるため内容によってはスノウも参加することができる。


 勿論、スノウの身を危険に晒す訳にはいかないのでその場合はヴィオレットとシルフィアと共に観光をすることになっている。

 ヴィオレットとシルフィアから目を離すのは少し危険そうだが、未成年のスノウを連れて流石にカジノに突撃はしないだろうという考えや、真面目なスノウがいざとなれば二人を止めてくれる思惑もある。……まあ、そういった期待を悉く裏切ってきたクズ二人だが、流石に勝手知らない世界にスノウを放置してギャンブルに勤しむなどという非常識な行動はしないよな……という最低限の一線だけは越えないでくれるだろうという淡い期待もあった。


 ……まあ、そんな淡い期待も当然の如く裏切ってくるんだけどね、あの二人は。


 ヴィオレットとシルフィアが冒険者ギルドで顔見知りの冒険者であるゲラップにスノウのことを任せて出禁にされていないカジノに突撃をかました挙句に全財産を失ったことを知ってブチギレた無縫はカジノに突撃して案の定荒稼ぎして三人纏めて出禁を喰らい、冒険者ギルドでスノウに平謝りをしてからヴィオレットとシルフィアへの罰として二人纏めて釜茹でにしたのだが、それはまた別の話。

 なお、四十五分ほど火にかけた筈だが、熱々の湯の中から出てきたヴィオレットもシルフィアも普通に元気そうで全然懲りた様子でも無かった。……あの二人は化け物なのだろうか?



「……古世竜エンシェント・ドラゴンの討伐ですか?」


 所変わってイシュメーア王国王都フィオーレの冒険者ギルド。

 まさか、ヴィオレットとシルフィアがスノウをゲラップに任せてカジノに繰り出しているとは欠片も想像していない無縫は冒険者ギルドの応接室でギルドマスターを務めるウルスラ=プリンシスと共に指名依頼の対応に追われていた。


 既に冒険者ギルドには無縫へと指名依頼が寄せられている。

 内容自体は冒険者ギルドも把握しているため、本来であれば冒険者ギルドから依頼書を受け取って依頼をこなして報告すればそれで十分なのだが、無縫が長きに亘って手をつけていなかった指名依頼に手をつけるということで「直接無縫に依頼内容を伝えたい」と冒険者ギルドに来客が殺到したのである。


 王女のミシャエリーナ、大臣のオールクベリー公爵ルードヴィヒなど本来ならば冒険者ギルドに足を運ぶ筈もない王侯貴族が僅かな護衛だけを伴って直接冒険者ギルドを訪問して指名依頼の内容を伝えるという異例中の異例の事態となり、王都の冒険者ギルドは朝から騒然としている。

 「王女や公爵がわざわざ足を運ぶなんて……やっぱり格が違うよな、無縫さんは」と冒険者達の中で無縫の株がストップ高になっていた。


 そんな無縫を目的に冒険者ギルドを訪れる客は人間ばかりではない。

 今、無縫が対応している相手も人間ではなく区分的には魔物に分類される存在だ。


 ドラゴンの中でも最も古の存在とされる古世竜エンシェント・ドラゴン――その中でも最古の古世竜エンシェント・ドラゴンとして神話にも登場する『龍皇(マスター・ドラゴン)』ファディロス=ブランディッシュ。

 そんな彼が持ち込んだ指名依頼は同族である筈の古世竜エンシェント・ドラゴンの討伐依頼だ。


 腰まで届く白髪に、淡く澄んだ水色の瞳を持つ性別不詳の長身痩躯の姿をしたファディロスは髪を弄びながら苦笑を浮かべる。


『彼は「暴力こそが唯一絶対の指標である」と声高に叫ぶタイプの厄介な存在でね。なまじっか実力があるから若い龍からも支持を集めている。平和を愛する我々のような穏健派にとっては頭痛の種なんだ。あの黒龍の一派が力を持っている理由は黒龍の武力から来るある種のカリスマ性だ。当然、それを粉砕されれば彼らの縋るものはなくなる。半殺しでも、実際に倒してくれても問題ない。どうするかは君に任せるよ。私にとっては死にはしないだろうけど、かなりの犠牲を覚悟しなければならない難敵だが、君にとっては簡単に踏み潰せる程度の相手なんじゃないかな? とにかく、世界の平穏のを守るために、早急な問題解決を期待しているよ』


 ファディロスが応接室を後にし、ようやく指名依頼の希望者との面談が全て終了した。

 机の上に山積みになった依頼書を再度確認し、ウルスラと無縫はほとんど同時に溜息を吐いた。


「……本当に大丈夫なんでしょうか? 流石に多過ぎますよね」


「依頼の場所もかなりバラバラですからね……効率よく回らないと。どういう順番で依頼をこなすか考えるのも重要ですが、現時点で依頼の条件を達成しているものがないかを確認しないといけませんね」


 特に採取系の依頼については無縫が素材を確保してあるものもある。

 そういった依頼を依頼書の山から弾いていけば仕事量を減らすことができる。

 ということで、ウルスラに頼んで何人かギルド職員を応接室に呼んでもらい、無縫とウルスラを含めて六人で地獄の依頼の仕分け作業が始まった。

◆ネタ解説・百六十六話

紫香楽山(しがらきやま)秤造(しょうぞう)

 なんとなく信楽焼の狸っぽい見た目なんだろうなぁ、という想像から。

 苗字は奈良時代に聖武天皇が近江国甲賀郡、現在の滋賀県甲賀市に営んだ離宮である紫香楽宮に由来。


古世竜エンシェント・ドラゴン

 ドラゴンの中でも特筆して能力が高い者を呼ぶ語、近年になって作られた造語の可能性が高い。

 逢魔時 夕の作品では古代竜エンシェント・ドラゴンと表現することが多く、恐らく逢魔時作品における初出はカオスファンタジーシリーズ第二弾の『百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜』。


龍皇(マスター・ドラゴン)

 マスター・ドラゴンという名称の元ネタはドラゴンクエストシリーズのマスタードラゴン。

 ここに龍の皇帝ということで龍皇の字を当てた。


◆キャラクタープロフィール

-----------------------------------------------

獅子王(ししおう)萬才(ばんさい)

性別、男。

年齢、六十八歳。

誕生日、一月三十一日。

血液型、A型Rh+。

出生地、東京都新宿区。

一人称、僕。

好きなもの、金、地位、名誉、権力。

嫌いなもの、無能。

座右の銘、法は最強の武器なり。

尊敬する人、獅子王萬才。

嫌いな人、大田原惣之助。

好きな言葉、「司法」。

嫌いな言葉、特に無し。

職業、司法庁司法次官。

主格因子、無し。


「『法の王者』の異名で知られる司法庁の司法次官。司法庁長官を傀儡として司法庁の事実上の頂点に君臨している。最高裁判所長官で『司法界の古狸』の異名で知られる紫香楽山秤造と検事局長官として残して検事局も実質支配している獅子王冷華とは同じ東京大学法学部出身という共通点があり、紫香楽山秤造とは同級生である。大日本皇国を牛耳る夢を持っており、司法優位の三権分立を目指している。そのために大日本皇国政府に協力している庚澤無縫の秘密を握り、その秘密を利用して大日本皇国政府の内務省を脅迫し、内閣総理大臣である大田原惣之助を傀儡にしようと狙っているようである」

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獅子王(ししおう)冷華(れいか)

性別、女。

年齢、三十八歳。

誕生日、十月一日。

血液型、B型Rh+。

出生地、青森県青森市。

一人称、私。

好きなもの、美、富、権力。

嫌いなもの、貧乏。

座右の銘、特に無し。

尊敬する人、特に無し。

嫌いな人、特に無し。

好きな言葉、特に無し。

嫌いな言葉、特に無し。

職業、検事局検事局長→大日本皇国弁護士連合会副会長。

主格因子、無し。


「旧姓は畑中(はたなか)。青森の農家の家に生を受け、東京大学進学を機に上京を果たす。大学進学当初は津軽弁混じりの話し方をしており、素朴で優しい心を持っていた。しかし、東京で暮らすうちにいつしか権力欲に取り憑かれることになり、地味で田舎っぽい過去の自分と決別をするようにイメチェンを果たし、美しい容姿を武器に法曹界を駆け上がっていくこととなる。父親ほど歳の離れた萬才との結婚も、更なる権力を手にすることができるという打算故だった。貧しく田舎臭く惨めだったかつての自分を思い出すからか上京以来一度も地元には帰っておらず、旧姓である畑中という苗字で呼ばれることも嫌っている。検事局検事局長に就任後は検事を辞めて弁護士となり、大日本皇国弁護士連合会の要職につく。その一方で検事局との関係も切れておらず、裏から検事と弁護士を支配する存在となった」

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紫香楽山(しがらきやま)秤造(しょうぞう)

性別、男。

年齢、六十八歳。

誕生日、二月二十三日。

血液型、A型RH+。

出生地、滋賀県甲賀市。

一人称、儂。

好きなもの、信楽焼、美女。

嫌いなもの、金にならない仕事。

座右の銘、我が法の支配。

尊敬する人、特に無し。

嫌いな人、大田原惣之助。

好きな言葉、特に無し。

嫌いな言葉、特に無し。

職業、最高裁判所長官。

主格因子、無し。


「『司法界の古狸』の異名で知られる最高裁判所長官。内閣総理大臣、両議院議長、司法庁長官による三権分立の形になっている大日本皇国においては内閣総理大臣には及ばないものの強力な権力を有している。女好きで勤務中以外は常に女性を侍らせている。幼馴染である獅子王萬才にお見合いの席を用意して冷華を紹介したが、実は冷華とも愛人関係にあった。更に言えば、上京したばかりで右も左も分からない純朴な少女だった畑中冷華を言葉巧みに操り、自分好みの悪女へと染め上げたのもこの男である。……まあ、その時のことを持ち出され、獅子王萬才と獅子王冷華に脅された結果、現在は三人とも対等な関係にある訳だが。現在は絶世の美貌を持つ魔法少女に興味を持っている模様」

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