ー献辞 前書き
未確定前原稿
移築された加納城二の丸門
撮影 武上 渓
ー献辞
ericoさんの
軽やかさに
横溝あつしさんの
底知れぬ強靭さと
底知れぬ懐の深さに
ジャムスタンマジックの
揺るがぬ信念と
その優しく
果てしない
サウンドに
本作を捧げる
ー前書き
経緯は。ジャムスタンマジックさんのミューザ浴衣祭のTwitterの画像です。許可を頂ければミテミンで画像を挿入したいと思ってます。
岐阜の初代加納藩奥平信昌に4男1女有りで、この1女は名前も生年月日も長女なのか末娘で有るのか判らない。大久保忠常室とだけ有る。これを使って、絵里姫と横溝渥之新の物語を書いてみようと言う試みです。
時代劇は時代考証の縛りが有って難しい。きちんとやると、書くのに数年は掛かってしまう。かと言ってユルユルでは物語が締まらない。このバランスを探りつつ、ガチの時代劇ではなく、新時代劇ですよと言う事で歴史通の皆さんにはお許し願いたい。
奥平信昌は、慶長7年1602年家督を譲った後治水や城下町の整備に尽力した名君でした。ただ10万石の内6万石しか譲られなかった忠政は迷惑至極だったと思います。慶長6年1601年に岐阜城の遺材を使って加納城を築いているので、この辺りの時代を舞台にして捕物帖を展開したいと思います。
加納城下が完成している事と連動して、絵里姫の年齢が若すぎるのと、もう大久保忠常に嫁いでいる可能性が有りますが、そこは物語の都合上よろしくお願いいたします。
2021年7月23日
岐阜駅カフェ・ド・クリエにて
武上 渓