第３章 共同作戦 ② 胎動する厄災
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ズズゥン ズズゥン
ズズゥン ズズゥン
ゆうがが行方不明となって３日後の出来事のことだ
ズズゥン ズズゥン
遠く 遠くから地響きが鳴る、、、
ズズゥン ズズゥン
ズズゥン ズズゥン
木々が揺れる
チキンや牛、体長5mを超える生物でさえ逃げ惑う
逃げ遅れたものは等しく
踏みつぶされる
ズズゥン ズズゥン
ズズゥン ズズゥン
これは当たり前に行われてきたことなのだ
突如発生し、約１世紀に渡り続く災害
ズズゥン ズズゥン ズズゥン
ズズゥン ズズゥン ズズゥン
地鳴りが少しずつ遠ざかる
その地にたまたま生きた生物のすべてが息をひそめ、ただただ怯える
折れた木々や草場の影から、ソレが過ぎるのを見つめる
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ビピピっ！！ ズガガっ ザざザざっ
っ部！！ 本部！！ こ, , , ら、 観測隊弐号！！
ヴァルナ平原に『 , , , 脈 』, , , り！ ヴァルナ平原に『山脈』あ , , , ！
ジがガガっ ジジジっ
本 , , , 部！！ 本部！！ 応答せよ！ こちら観測隊弐号！！
ヴァルナ平原に 『山脈』 を観測！！
進路はセントラルとは逆っ！ 逆方向っ！
１級災害の確認につき！！ 警戒発令を！！
激しい電波障害をまき散らし、突如現れる災害の１つ
プロメテウスの契約者に成ることもできず
暴走してしまったモノ 『山脈』
地鳴りを感じたなら 逃げ惑え
地鳴りが響いたなら 身を伏せろ
昔、
『記録』することが今の時代と比較すると格段に困難だった
そんな昔の偉人が呟いた言葉は今も紡がれる
ー ー ー 大きな音は聞こえず、大きな形は見えない
ただただ、 山脈は彷徨う
