第2章 引率 ⑤ 絶対零度
「 ポインセチア!! 」
「 山茶花!! 」
及第点の後ろに即座に下がり、流れるように詠唱するチャラ男ども
何かのバフ系のようだ
ガキン!! ズガがガガガっ!!!
及第点がメイスを振り降ろす
地面に文様を刻みつけながら、円を描くように流麗に、そして激音を重ねて回る
「 天乃冬衣神!!! 」
ぶわっ !!!! ゴォオオオオオオオオオオ!
急速に冷え込んでいた周辺が風と雪を纏い、さらに荒れ狂う
シャンッ
きれいな鈴鳴りが響く
ギャイン!! カッ カッ カカカカカッ
パイセンと鍔迫り合いをする汚嫁さんに一瞬で間を詰める
あんなボロボロのナイフでどうやって馬鹿でかいメイスを受けてんだよ、、、
瞬きする間に汚嫁さんはメイスを受け流し、即座にナイフの矛先を変え応戦する
ギャイン!! カッ カッ
ギャイン!! カカカカカッ ばしゅっ
及第点の二の腕の服が破れる
ぱっくり開いた傷から時間差で血が流れる
だがおあいこと言わんばかりに『受けた』汚嫁さんのナイフや腕に霜が降りている
、、、どうやらすこしずつ凍っているようだ
ぎぎ、 ぎぎぎ、 急激な低温に確かめるように腕を振るう汚嫁さん
二刀流十手術 ケリュネイア
ここぞとばかりにパイセンが援護する! 跳躍する!!
カッ キィィィン!
ナイフを左手の十手で受け止め腕を絡め取る
ボギャッ ズドドドドドドドドドドドドドドっ
絡め取った腕をねじり折り、地面に伏せる汚嫁さんに十手の刺突連撃
連撃!! 連撃っ!!! 連撃っ!!!!
、、、 シャッ シャッ シャシャシャシャっ!
反撃とばかりに、自由を謳歌する片方の腕がでたらめにナイフを振り回す
ー ー ー だがそれは空を切る
とんっ とんっ とんっ コキッ
既に距離をとり、十手で肩を叩きながら首を鳴らすパイセン
ビュゥゥオオオオワアアアア!!! ざっ ざっ ざっ
激しい風と雪をまき散らしながらメイスを肩に汚嫁さんに迫る及第点
びゅるびゅるびゅるっ ばちゃん!
折れた腕が黒いもやを纏ったかと思うと当たり前に完治
ネぇ、、、 あ、アノ人はどこニいるんで死ょうねぇ、、、?
薄汚れた花嫁衣裳のブーケから悲しそうに顔を覗かせる汚嫁さん
、、、こいつら 全員やばい




