第2章 引率 ④ 終焉との出会い
ズズッ ズズッ 重い衣装を引きずる、、、
アの人はどコなの? どこにイルのかしラ、、、
ワタシヲオイテ、、、
ズズッ ズズッ、、、
どれだけ探し続けたのだろう
ズズッ ズズッ、、、
なぜいなくなってしまったのか、、、
ズズッ ズズッ、、、
ワからナい、 わカらなイケど、、
『一生 ワスレナイ』、、、
今日も『呪い』を、『絶望』を振りまいて、 振りまいて、、、
振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて
振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて振りまいて
ギャリギャリギャリっ!!
ギャリギャリギャリっ!!
錆びてボロボロになったナイフを両手に『アノヒト』を探す
ズズッ ズズッ、、、
薄汚れた花嫁衣裳で異世界を彷徨う『 終焉 』の1つ
スカピオサ 通称 『 汚嫁さん 』
出会えばまずは『 致死率 』という言葉が頭に駆け巡る
なぜ『 致死率 』なのか 非常に簡単だ
ver 素手 致死率 60%
ver ナイフ 致死率 80%
ver 鎌 ほぼ 100%
異世界で食材を調達するなら、当たり前に、どの企業でも、習うことだ
他にも『 古』や『 ユルサレタ者』たちなど、
超弩級に危険視される存在が異世界にはいる
これらの脅威は1年生が足し算や引き算を習うように、
2年生が掛け算を習うように、
異世界で働く中で当たり前に教わる脅威なのだ
なぜ彷徨っているのか
なぜ『 人 』を、『 調達者 』を襲うのかはまるでわかっていない
わかっているのは『 出会えば基本的に死を覚悟しろ 』ってことぐらいだ
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「 待雪! 水仙! 『全開』よ! 後先考えないで!!」
本気の美冬が『 一喝 』する
即座に戦闘態勢を整える RED SEALS の2人
瞬きひとつせず、透き通る氷を思わせる覚悟と陣
さっきまでいつぶっ殺してやろうか考えていたが、
そんなちゃらけた雰囲気が美冬の一言で消え失せる
ーーーー さすが RED SEALS だな いい芽が育ってる
そしてナイフか、、、 なかなかに絶望的な状況だ
だが、 つい、 ほんの少し笑ってしまう
どうやらこっちにもそれなりに『芽』が根を生やそうと頑張っているようだ
「 今までの鬱憤をはらしてやんよぉ!? あぁん?! かかってこいやぁ!! 」
あいつの覚悟が見て取れるバーテープ 『 SUPER STICKER 』だ
実用的もさることながら、おしゃれなデザインでみるものを圧倒させるデザイン
こいつの本気度が垣間見える
SKT6製の二刀の十手を両手に構える
こいつに関わるとほんとろくなことがない、、、
ーーーー 覚悟を決めるか、、、
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どくん、 どくん、、、
このまま、 このまま何事もなく 去ってくれ
どくん、 どくん、、、
刺激しないよう、誰もがやつの動きに注視し、動かない
かくれんぼと同じだ 見つかったら終わり
ギャリギャリギャリっ ズズッ ズズッ、、、
ギャリギャリギャリっ ズズッ ズズッ、、、
ギャリギャリギャリっ ズズッ ズズッ、、、
ギャリギャリギャリっ ズズッ ズズッ、、、
目標は100mほど先をゆっくり、 ゆっくり歩いている
100mの感覚がわからない人のために説明しよう
、、、そうプールだ 例えばプール
プールの長さが25mだ 100mなんてその4倍程度の距離しかないのだ
「 ちょいっ! パイセン!!」
そんな程度の距離に
『 生まれ変わったら何になりたい? ん~~、私は鳥かな? きゃふふ 』
とかってネタをリアルに叶えてくれる存在がすぐそこにいるのだ
「 ちょいっ! パイセンったら!!」
必死に俺の脇腹をつつくチャラ男A
、、、!!
こいつは死ぬのが怖くないのか?! 逆に感心するっ!!
「 さっきからひとりごとがキモいし バレちゃうっス!!! 」
ガィン!!! ギャリギャリギャリっ
!!!!!!!!!!??
目の前で火花が飛び散る
頬に欠けた何かの破片が コツコツ 当たる
目の前の迫撃に声をなくす俺とチャラ男A
汚嫁さんのナイフを二刀の十手が受け止める
ネぇ? オ死エてぇ? あノ人はドこにいるとオモウぅ??
激しい鍔迫り合いの中 ニタリと笑う汚嫁さん
「 適宜カバーし合えるよう動け!! 救援は送った!!
それまでしのげぇ!!! 」
パイセンが腰を落とし、全力でやつのナイフをギリギリと阻む
じと目で見つめてくるチャラ男A
、、、ごめんなさい
スカピオサ戦 開幕




