第2章 経済動物
『一応、章ごとにわけて書いた方がなんかいい感じなのかなぁ、、、』
って思って、章の設定をしようとしたのですが、
よくわからなかったので無理矢理タイトルに付け加えました でへへ
$$$$$$$$ 政府医療センター $$$$$$$$
病室でのんきに点滴を刺されて寝っ転がるノービスたち
、、、はぁ 今年も不作だな
どんどん競争力が落ちる 『我が国』
毎年行われる選抜試験の治療を務める医療機関が存在する
『政府直属』医療センター長 勢伊再 幽守笥 せいさ ゆうすけ
政府御用達の高度な医療機関のトップだ
今期の与党の医療センター長を務める『 The 3th 』の勢伊再がつぶやく
、、、 はぁ 今回もこの程度か
『 バフの影響を受けやすい力 』? 『 空想上の生物の模倣 』?
、、、 わからん だが結果を見るに大したことはないだろう
にしてもひどいつらだ
手足が折れ、頭部には至る所にひっかいたような擦過傷がある
意識がないのににやついた顔で眠るクランケ
折れた歯からはよだれとベロが垂れ下がっている
見ているだけでムカムカしてくる 治療するこっちの身にもなってくれたまえ
対した怪我でもないため、さっさと他の患者を回診する
特定条件下でしか発揮できない『身体能力者』だのありきたりな『身体強化』だの
限られた範囲内での『 空間移動 』
ありきたりな『 発火 』『 高温 』
ありきたりな『 精神汚染 』『 精神干渉 』
ありきたりな『 縮小化 』『 部分的な巨大化 』、、、
勢伊再の1つ目の能力 『 アスクレピオス 』
死んでいなければどうとでもなると言わんばかりの治癒力を誇る
そして2つ目の能力、治癒した者の記憶を読み取る力で情報を搾取する
、、、ん? ようやく少し『 使えそうな 』やつがいる
『 先祖返り 』か
お前はいったいどこまで『 返れる 』んだろうなぁ
過去の経緯から、特殊な能力であることはわかるが、
故に、『 そこまで 』ではないであろうことも判断できてしまう、、、
、、、まぁ一応こいつの家系を調べておくか
どうせたいしたことないだろうがな
「 おい こいつだけ分析に回しておけ 」
「 はい!」
、、、 今回もはずれだ
まぁ いつものことだ
毎度毎度『 当たり 』に出会えることの方がありえないのだ
気長に待つとしよう 我が国のために、、、
医療従事者としての立場はあるが、心に押し込めた気持ちまでは誤魔化せない
幸せそうににやつき眠る薄汚いクランケの顔に医療用手袋を ぺしっ と投げつける
安らかにかごの中で眠る選抜者たち
勢伊再は静かに彼らを見つめる




