『次』を紡ぐのはいつだって新入社員 ⑪ 牛戦 作戦開始
おいおいおい さっきの『 たっ たっ たっ 』はどうしたんだよ
ズドドドドドドドドドドドォ
激しく地面を踏み鳴らし、ぶちかましの姿勢で迫るミノタさん
横断歩道を渡っている時に、
青信号なのに普通に突っ込んでくるトラック
そんな感じ
冷や汗が流れる
『 多分ここに回避すればいいかな? 』
運悪く逆に避けていれば『死地』だったであろう IF の道を
ミノタさんが駆け抜ける
ンんモォォォオオオオオオーー!!!!!
やば、、、 だがすこぶる調子がいい
こいつの『 速さ 』はある程度わかった
しくじらなければいけそうだ 今までなんでこんな風に動けなかったんだろう
タタタッ タタタッ タタタッ タタタッ
右手に木製を握り、三足歩行で奴を追い駆けながら
みかさんやかなさんに目線を送る
良かった、、、
どうやらそれぞれにこの一瞬の会合に対して、すぐに判断できたようである
「 あ、あたしはいけるよ! サポートは任せて!」
「 す、隙をお願いします! それならいけます!」
!!???
ドタタっ バタバタバタっ ズザザっ ゴロゴロゴロゴロっ
ダンっ! タタタッ タタタッ タタタッ
慣れない三足歩行
どうにか転ばないよう左手で体制を持ち直そうとするも
もはや軌道修正不可能な勢いのため顔面から地面に転がる
、、、なんで俺は三足歩行で走ってんだ?
が、 そんなことはどうでもいい
どうでもいいのだ
はっ、 早く、、 、、、やつの悲鳴が聞きたい
早く! 早くやつの命乞いが聞きたいィっ!! 、、、ぎひぃぃ ♪
転びながらも瞬時に転がり体勢を整えやつを追い駆ける
転んだついでに石や土、草をほおばる
やつはすぐそこだ!!
ボバっ !!!
初めての邂逅
こいつらは所詮動物だ
生物としての身体能力、その膂力は圧倒的だが
ヒトの小賢しさは身につけていない
単純な『 避ける 』という行為が当たり前に成功する
だがその風圧に、生き物としての格の違いに対し、
油断する気なんてさらさらおきない
勢い余って少し離れたところまで遠ざかっていくミノタさん
地面に拳を突き立てる ドゴン!! ジャリジャリジャリっ!!
ブレーキ代わりに腕を突っ込んでターンを決めるミノタさんが
2撃目のアタックをかましてくる
「ぎっ! ぎひぃぃぃいいっ♪」
少し舌ガ ga GA ガ もつれてうまくしゃべれなEぃイ、、、
口周りがオかしいのニ、絶好調な気分ダ 、、、変ナ気分DA
涎がダらだラ流れテ 変ナ気分なノに、、、
速度を殺してRYA! 当たり前ニ よけられんだYO lo lo!
Shi かもすこぶる調子がEe E e Ee イ イ ~~ っ!!
半端な速度でぶちかましてくるミノタさんを避ける
避けざまにミノタさんの横っ面めがけ
ほおばっていた『 ご褒美 』をぶち当てる
ボッ ビシっ! バチャンっ!! コッ! コカカッ!
初速 90m / s 近いジャリと2~3日歯磨きはしない俺産の唾液が
ミノタさんをとらえる
ンんモォォォオオオオオオーー!!!???
片目に激しい痛みと、ゴロゴロとした違和感が生まれる
目を開けていられない痛みに激しく叫ぶ 、、、そして嫌な臭いだ
、、、ギュッ バーテープを握る
ごっ!!!
クリーンヒットだ!
反復横跳びの要領で避けつつ木製をおみまいする
ミノタさんの硬い網膜レンズが弾け飛ぶ
ぎ! ぎぎゃぎゃあ♪ ( 赤字が増えたな!)
ズザザザザザザザぁ 勢い余って地面を滑る
間髪入れずにみかさんが跳躍する
否、すでに『 跳躍 』していた
ズんムっ ベキベキベキ! ゴガガガガガ!!!
木製フルスイングで体制を崩したミノタさんの真上に
みかさんがスタンプする
完璧なタイミング
ングォォォオオオオオオーー!!!!!
激しく叫ぶミノタさん
追い打ちをかけるようにかなさんが寝転がるミノタさんを迎撃する
?? 正拳突き?
みかさんが追い打ちをかけた先にかなさんもいる
『 構え 』ている拳を一点とし、薄く赤い『 もや 』が纏う
流式 ーの型 『 波拳 』
ドム!!
肉にめり込む音が響く
吹き飛ぶミノタさんの角、、、
くるくるくるくる ポテって その辺にあいつの角が転がった
、、、 これは勝てるわ
ぎひぃ はぁ~~~~っ ♬
地面に四肢をつけ、獲物が弱っていく姿を楽しむ




