神スキル『自転車に乗れる』
『自転車』。それは太古より発掘された神々の乗り物。
しかし人間は誰も乗ることができなかったため、崇拝の対象となっていた。
『ライダー』と呼ばれる獣に乗る一族に産まれた少年、アーサー。
彼は本来AからCまでのランクのスキルのうち、SSSランクという今までにないランク判定をされていた。
そのため落ちこぼれと判断され、一族からは廃嫡、使用人としてこき使われる毎日を送っていた。
しかし『自転車の日』と呼ばれる5月5日にアーサーのスキルが覚醒。
伝説の聖輪と呼ばれる『エクスキャリバー』の呼び声を聞いたのだ。
式典の最中、アーサーは登壇し、父親の目の前で聖輪にまたがる。
「『自転車』は乗り物ではない! 『崇める』ものなのだ!
だいいち、我ら一族ですら無理だったものを、貴様のような落ちこぼれが乗れるわけが……!」
アーサーは父の目の前、そして多くの観衆の前で自転車に乗ってみせた。
「……のっ……乗ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?!?」
アーサーの聖輪伝説が、いま始まる……!
しかし人間は誰も乗ることができなかったため、崇拝の対象となっていた。
『ライダー』と呼ばれる獣に乗る一族に産まれた少年、アーサー。
彼は本来AからCまでのランクのスキルのうち、SSSランクという今までにないランク判定をされていた。
そのため落ちこぼれと判断され、一族からは廃嫡、使用人としてこき使われる毎日を送っていた。
しかし『自転車の日』と呼ばれる5月5日にアーサーのスキルが覚醒。
伝説の聖輪と呼ばれる『エクスキャリバー』の呼び声を聞いたのだ。
式典の最中、アーサーは登壇し、父親の目の前で聖輪にまたがる。
「『自転車』は乗り物ではない! 『崇める』ものなのだ!
だいいち、我ら一族ですら無理だったものを、貴様のような落ちこぼれが乗れるわけが……!」
アーサーは父の目の前、そして多くの観衆の前で自転車に乗ってみせた。
「……のっ……乗ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?!?」
アーサーの聖輪伝説が、いま始まる……!
01 自転車に乗れる
2020/09/12 07:05
02 それは神人
2020/09/12 17:05
(改)
03 ステータスオープン
2020/09/12 21:05
04 王女すらもひれ伏す
2020/09/13 12:05
05 自転車無双
2020/09/13 21:05
06 神の領域
2020/09/14 18:05
07 なにもしてないのに改心
2020/09/15 23:05
08 峠のコヨーテたち
2020/09/16 06:05
09 すべてをさらわれて
2020/09/17 19:30
10 神を取り巻くものたち
2020/09/18 21:05
11 ふたりの暗殺者
2020/09/19 22:05
12 ふたりの二重スパイ
2020/09/20 17:05
13 奴隷の館
2020/09/21 20:05
14 自転車神話
2020/09/22 23:05
15 リトナの国へ
2020/09/23 07:05