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24 ゆめ


夜中 目が覚めると おじいさんのほうから


寝言 うなされてるの?


私は気になって近づいた


おじいさんの目から一筋の涙が……


何か嫌な夢でも見ているの


私はそっと頭を撫でた その瞬間


いきなり腕を捕まれ引き寄せられる


えっ 寝てるのよね……どうしよう


離してくれない


う~ん ダンジョンでも横で寝たから問題ないよね


私はおじいさんの横でそのまま眠りについた





これは……夢


知らない不思議な世界


剣も魔法も必要のない世界


幸せそうな男の子





君は15歳で死んでしまうんだ


ボク しぬの


君に力を貸してほしい


勇者となって世界を守ってほしい


ボクがゆうしゃ


君は誰よりも強い勇者になるんだ


ボクが


協力してほしい


うん いいよ ボク ゆうしゃになってもいいよ


ありがと 10年後に迎えに行くよ



(こいつが勇者か)


(今なら楽に殺せる いや こちら側に)





男の子が泣いている


病気の女の子が……


亡くなったの



鉄の魔物が 友達2人を……



火事?  男の子の家が燃えているの……



お葬式 男の子の両親の?



幸せそうだった男の子の背景が……どんどん暗く



妹が……



弟が……



男の子が1人に



不幸を呼ぶ少年 悪魔が宿った少年


そう呼ばれるように




(もう少しだ 堕天するまで 後少し)




あつしは悪くない 落ちてはだめ


君は誰


私はアリス そうね 君の先輩ね


先輩


私はね 勇者だったんだよ


勇者?勇者 子供の時に見た夢 なぜか忘れない夢


夢じゃないの あなたは 世界を救う勇者になるの


僕なんか


負けてはだめ あんな奴に負けないで


……


それに あなたは1人じゃないわ


僕には誰もいない


君の弟は355年前に勇者になったのよ


意味がわからない


君が好きだったあの子も175年前に勇者に


嘘だ 意味がわからない


2人の魂は向こうの世界に


僕のせいで皆が


違う 2人は病気だったのよ それが運命だった でもね 他の人達は違うの


……


君を利用しようとしているのは神だけじゃないの


神も僕を利用するの


そうね この世界の人の魂は向こうの世界の魂よりも……何倍も


僕はもう死にたいんだ 他の人に頼んでよ





(苦しめ 恨め)


君が皆を


(そうだとしたら)


興味ないよ 僕はもういいんだよ


(お前が勇者に選ばれたから皆死んだんだ)


もう 興味ないよ


(お前のせいで 恨め 神を そして世界を)


だから 興味ない


(なっ お前のせいで これからも周りが死ぬ)


関係ないって


(恨め 憎め そして 堕天しろ)


話は終わりなの 神が嫌いなら自分でやりなよ


(奴等は 神と名乗っているだけ 我々を奴隷として作った まったく関係のない人族を獣族に変えて戦争に利用した 奴等のせいで魔物が生まれた)


だから 興味ないって


(永い時が過ぎ誰もが忘れ 自分達のやったことも 忘れて神の真似事をしている 許せると思うか)


君が忘れたら 解決だね


(忘れられるはずがない 仲間達の苦しみ 世界を巻き込み戦争しておいて)


死んだら忘れるんじゃない


(もう いい 君は失敗作だ)


そうだね 神にもそう言っておいてね






(神を殺せる力を持つとの占いは外れだったか)


(時間と力を無駄にしたか)


(神がこいつを転生しても害はないか)






え~と 夢よね


あの男の子はおじいさん?


神様みたいな人に 黒いオーラを纏ったエルフ?


昔の勇者アリス 勇者アリス様の絵本は読んだことあるけど……


355年前の勇者?360年前なら勇者たける様?


175年じゃなくて180年前なら勇者すず様?


夢だから仕方ないけど……時間軸がバラバラね





「イリス あつしを導いてね」


えっ 誰


……


メチャクチャな夢


……でも 今の声 お母様の声に似ていた




そして 目が覚めると……


おじいさんに抱きついていた


「わっ」


身体を起こすと 魔王と目があう


「違う 私は何もしてない」

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