マジ?
初告白です。
いろんな女子とふれあう事によって自分が磨かれていくのってこの頃なんですよ。今の高校生の子供達はマセてるとか性が乱れてるとか言うけれど、それはそれで良いんじゃないですかね。色んなモノを失いそして得る事は大事ですからね。ただ、僕たちの頃はもっと性というものに対しては大人しかったように思う。僕だけ?
高校一年の時、また空手の大会で優勝したんです。二年連続都道府県代表!僕すげー。すぐにマネージャーに報告。マネージャーってのはもちろんあの子です。
「俺今年も東京いくんだ。い、い、い、一緒に応援しに来てくれない?」
これが生まれて初めての告白。ダサい。格好悪い。当然「学校あるから・・」って断られた。そりゃそうだよ。誰がいきなりそんなこと言ってついてくる?バカか僕は。でも一歩踏み出した。あの中学の時の校舎の影。この子だけが知ってる、僕の悩み。ただそれを言いたかっただけかも知れない。
「頑張ってね。応援してるよ!」最高、この言葉だけで空飛べる。すでに日本一になった気分。「去年の悔しさ、返してきてね」だってさ。今いるか?こんな子。いねぇだろ。この子を好きで良かった。人を好きになるっていいよね。なんか色んな女子と知り合ったけど、他の子はただの人間。女は顔じゃない、心ですよ。まぁこの子は顔も抜群なんですけどね。
「バスケ部には休むって言っといて」と言い、僕は再び全国の舞台へ。今度は代々木体育館。去年のかりを返すべく、弱く情けなかった自分に別れを告げるべく僕はその舞台に立った。中学の先生に電話をし「先生、俺取り戻しにいくわ」と告げる。応援団は半減、親さえこねぇ。気が楽だよその方が。もうここであの弱かった自分にサヨナラだ。んで試合が始まった時、僕は相手を殺し屋の目付きで睨み付け、心の中で呟いた。
なんでやねん、なんで黒人やねん。んなアホな。
まだまだ続きます